かつて将棋のプロを目指していた清田英一。プロ棋士の養成機関“奨励会”で、同世代の浅川陸にその圧倒的な才能を見せつけられ、プロの道を断念していた。その後、大学に入学した英一は、コンピュータ将棋に出会い、強く興味を惹かれる。さっそく人工知能研究会に入りプログラミングの基礎を学んでいく。そして、独創的な手を指す強い将棋ソフトを自分で作るべくプログラム開発に夢中になっていく英一だったが…。
WOWOW ★★★☆
「将棋」をテーマに、めちゃクソ真面目に作られた作品です。主人公の恋愛話なんて全く出てこないのも潔いです。プロになるのを諦めた主人公がコンピュータソフトを開発し、子供の頃のライバルと戦うというものですが、その内容も何の忖度もなく、潔いです。
私自身、低レベルでの本将棋の敬虔もありますが、主人公を演じた吉沢亮を観に行った将棋に興味のない女の子を全くほったらかしにしているのも、それはそれで潔いです(笑)
彼の熱演もあり、将棋を指したことをある人にとってはなかなか面白い作品です。比べてはいけませんが実話を元にした「聖の青春」や「泣き虫しょったんの奇跡」とは全く違う将棋の世界を見せてくれます。この「AWAKE」も実話をもとに作られているフィクションなのですが、コンピュータVS人間の対局を見た人にとっては、なかなかの出来なのではないでしょうか。
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