
長年付き合っていた彼女にフラれたのをきっかけにマッチングアプリで婚活を始め、やがて英会話教室で事務員として働く控えめな真実と出会い付き合うようになる。しかし、なかなか結婚を決断できずにいた架。ある時、真実からストーカーの存在を打ち明けられ、恐怖に怯えた彼女を守らなければとの思いを強くし、ついに婚約を果たす。ところが結婚を前に、真実は突然姿を消してしまうのだったが…。
映画館 ★★★☆
この作品の原作を読んだときにも感じましたが、映画化されたものを観てより一層感じたのは「恋愛は女性がイニシアティブを握っている」ということです。今更こんな事言わなくとも、人間に限らず多くの動物(鳥類も含みます)が繁殖行動を起こす場合、男は女に選ばれなければなりません。いくら男が言い寄っても女が「いや!」と拒否すれば男は諦めざるを得ません。そこを無理強いすると、犯罪になります。
この「傲慢と善良」も主要キャストの女性がヒロイン、ヒロインの母、姉、彼の女友達2人、元カノ1人、ヒロインの心の支えとなってくれるカフェの女主人と7人もいて、それぞれ重要な台詞も言いますが、男の方は主人公とみかん山の彼くらいで、あとの男性陣はほとんど台詞もありません。
主人公の彼もヒロインの手のひらで踊らされていて、とても情けなく滑稽に見えます。ただ、恋愛ドラマはこれでいいんだと思いました・・・てか、こうあるべきなのでしょうね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます