阪急梅田駅では、三路線の列車が同時に発車する。写真家菊地がそれを撮影に訪れた夜、旧友の木内えりかが六甲駅ホームから転落。殺人だった。彼女の祖父宏栄は、戦中に阪急の顧問弁護士で、社長の小林一三や吉田茂、石原莞爾と交流。終戦前に和平を訴えて政府を批判し、獄死した。えりかは宏栄の本を出版しようとしていたという。十津川はこれこそが事件の鍵と睨むが!?
西村京太郎は惜しくも今年3月に91歳で亡くなりました。実はこの「阪急電鉄殺人事件」は649作品中、623番めの作品で、2019年に祥伝社ノベルズからでた物の文庫版です。
私は1978年の「寝台特急殺人事件」以前のものを・・・今調べたら10作品ほど読んでいました。もちろん文庫化されたものをです。その後「トラベルミステリー」「十津川警部シリーズ」で500冊以上発行されています。
で、本当に久しぶりにタイトルに負けて購読したんだけど・・・
全然おもしろくない(爆)
確かに被害者は阪急電鉄に勤めていたし、神戸線六甲駅で亡くなったし、被害者の祖父も阪急電鉄の弁護士を勤めていたし、阪急沿線のいろいろな駅も出てくるんだけど・・・
いかんせんお話が飛躍しすぎて面白くない(汗)
西村京太郎ってこんなに面白くなかったかな?
もっともこの作品は彼が88歳で書いているので、仕方ないんだろうけど。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます