女王陛下の007 (アルティメット・エディション) [DVD]20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパンこのアイテムの詳細を見る |
宿敵ブロフェルドを捕らえることを目的としたベッドラム作戦を遂行中のボンドは、ポルトガルで偶然トレーシー(テレサ)という若い女性と知り合った。美しく、そして車の運転やギャンブルなどで大胆な行動力を見せる彼女に、ボンドは興味を抱く。
彼女は犯罪組織ユニオン・コルスのボスであるドラコの一人娘だったが、不安定な生活を送る彼女の身を案じたドラコは、ボンドにテレサと結婚してくれるよう頼み込む。ボンドはこの機会を利用し、ドラコからブロフェルドの情報を得ようとするが、いつしかテレサに本心から惹かれてゆく。
ロンドンに戻ったボンドは、Mによってベッドラム作戦から外されてしまうが、ドラコの情報からブロフェルドの行方を探り出し、ついに彼がアルプスに構えたアレルギーの研究所で謎の計画を企てていることを突き止めた。
変装して研究所に潜入したボンドは、ブロフェルドの計画とは被験者の女性たちに催眠術をかけ、殺人ウィルスを世界中にばら撒かせることだと知る。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
この作品が、他の007シリーズと一番大きく違うのは、やはりボンドが結婚することと、とても悲しいエンディングにあると思います。「カジノロワイヤル」もバッドエンドですが、この作品の方がよりバッドエンドですね。そして、一番原作に近いのもこの作品らしいです。
それまでの5作で主演を努めたショーン・コネリーが降板したことを受け、ジョージ・レイゼンビーが結果としてはこの1作品だけ主演しましたが、それゆえにこの映画はマニアには受けがいいかもしれません。それまでのボンド像とはまったくちがった「情」に篤いボンドでした。後にティモシー・ダルトンも「情」に訴えるボンドでしたが。それゆえに製作者側も違ったボンド像を作ったわけですし、これはこれでなかなか興味深いボンド像だと思います。
ただ・・・全体の雰囲気がやはり地味なのと、アクションの場面が雪山でのスキー追跡シーンと雪崩、そして雪道をカーチェイスと、2箇所しかないのがちょっとさびしいかな。そして「秘密兵器」もちょっと地味でしたね。
ボンドガールを演じたダイアナ・リグは当時31歳・・・めちゃ大人の女って感じで、歴代のボンドガールでもセクシーなタイプでした。むろん好みの問題もあるんですが(笑)
タイトルで流れるインストルメンタルと、サッチモのヴォーカルによるラブソングがこの映画のテーマソングとして扱われていて、「007」の主題歌集などではこの映画だけこの2曲入っています。
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