極私的映画論+α

+αは・・・日記です(^^;
最近はすっかり+αばかりになってしまいました(笑)

007 スカイフォール (2012) SKYFALL 143分

2012-12-09 17:20:49 | 007大好き♪
 
 NATOが世界中に送り込んでいるスパイのリストが盗まれる緊急事態が発生。英国の諜報機関MI6のエージェント“007”ことジェームズ・ボンドは、リストの収録されたハード・ドライブを取り戻すべくMの指示に従い、敵のエージェントを追い詰めていく。しかし、その作戦が失敗に終り、組織内でのMの立場も危うくなった上、今度はMI6本部が爆破される事態に。


 映画館 ★★★★


 私は「007シリーズ」は1974年日本公開の「黄金銃を持つ男」から今日見た「スカイフォール」までの15作品を劇場で見てきました。また、ネタばれになりますが、今回で「M」を卒業するジュディ・デンチは1995年公開の「ゴールデン・アイ」からこの「スカイフォール」までの7作品でMを演じてきました。

 ジュディ・デンチは実は今日12月9日が誕生日。78歳になるそうです。私が見慣れたのか、先日亡くなった国民名誉賞受賞女優と同じように、年々美しくなってきたのかは定かではありませんが、今回のMはかこの作品の中でも一番チャーミングで可愛かったです。もっとも、3作前にダニエル・クレイグがボンド役を演じるようになってから、Mの「女性らしさ」「母性」のようなものを遺憾なく発揮してきたようにも思えます。前作だったか前々作だったか、プライベートでの旦那さんとの寝室シーン(もちろん濡れ場などはありませんが)などもありましたし、従来ボンドはMに対して「サー」と呼んでいたのが、「マム」に呼称が変わったのもこのシリーズの大きな変化でした。

 さて・・・この最新作。そのMの母性を巡るお話と言うか。。。ぶっちゃければ、ボンドとかつての仲間であった強敵との間での「母親の取り合い」がテーマでした。どちらもマザコンなんですね(笑)これはやはり女王の国であるイギリスだからこそなのでしょう。

 珍しく、とても内省的なお話で、とてもわかりやすいお話だったことと、ボンド映画50周年と言う節目で、ボンド映画自体を再確認し、また新しい展開を期待させる作品となっていました。

 それにしても豪華なキャスティングです。
監督は「アメリカンビューティ」でアカデミー最優秀監督賞を受賞したサム・メンデスですし、敵役にこれもまた最優秀主演男優賞受賞者であるハビエル・バルデム。ヴォルデモート卿は出てくるし、エルキュール・ポワロ(笑)は出てくるし、ティア・ダルマ(カリプソ)は今後レギュラーになりそうだし(笑)

 いやはや・・・なんといっても一番笑ったのは、連想クイズで「M ビッチ」っていうのと、「ゴールドフィンガー」のボンド・カー アストンマーチンでしたね。

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