小太郎と小春

ネコblogです。、、、、として始めましたが最近は全く関係無いことをアップしてます。

ハートの指

2012-09-11 22:08:28 | 日記
多指症  という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

赤ちゃんは生まれてくるときに、すこし多く神様からもらってきてしまうことがあります。
少ない子よりも、圧倒的に余分についてる子のほうが多い。
それが、足の指だったり、手の指だったり。耳の一部だったり。
なんか欲張って持ってきちゃうんでしょうね。そう思っています。

産まれたばかりの、その子の足の指は6本。小指側に、もう一本。小指とその指はくっついていて、親指くらいの大きさになっていました。

よく見なければわからない部分。お母さんは気が付いているかわかりません。
先生からお母さんへ、説明をすることになりました。

どんな反応だろうか、ショックを受けてないだろうか、どんな言葉をかけたらいいんだろう。

お産を担当したのは自分。先生からの説明後、気になって部屋を訪れた私に、お母さんは言いました。

「知ってました。産まれてすぐにね、上の子が気が付いたんです。「ねえねえ、この子の小指、ハートだよ!!すごいね!!」って。「親指2こあるから、速く走れるんじゃないの?」って言われました。前向きですよね。だから全然気にしてません。」

笑顔でした。笑顔で、ハートの小指をなでなでして、「いい指だね~」と。
もう、本当に言葉がなかった。
感動したというか、物事の捉え方って、こんな風に違うんだと。

私たちは6本目の指はあってはいけないものと思っていました。でも、このお母さんと子供たちは違った。なんていいもの持ってきたんだろうと思ってた。本当にその通りです。ハートの小指なんてすごい!!!

大半のお母さんたちはショックでふさぎこんでることが多いです。でも、それは当り前のことで、やっぱりショックはショックだろうと思う。

でも、こういう風にとらえられることが出来たら。
人生は180度かわるんじゃないかと思いました。


マイナスをプラスに。

このご家族から本当に前向きな勇気と元気をもらいました。
しずんでた自分の心を引っ張り上げてもらいました。小さな赤ちゃんとそのご家族に心から感謝。
ありがとう。