昼と夜で変化する表情を楽しむ。ライトアップも美しい紅葉スポット
京都は至るところに紅葉狩りの名所がありますが、紅葉は日中だけではなく、ライトアップされた夜の姿も美しいもの。ここでは、昼と夜で2度楽しめる紅葉スポットを厳選してご紹介します。昼夜で異なる美しさを見比べてみてください。
古今集にも詠まれた「もみじの永観堂」で多彩な紅葉と対峙
哲学の道のほど近く、永観堂は平安時代から「もみじの永観堂」と讃えられてきた京都屈指の紅葉の名所。山裾にそびえ立つ多宝塔を擁した秋の景色が、時代を越え人びとを惹きつけてきました。古今集にも詠まれた「岩垣もみじ」は、今も境内東側で見られるといいます。
境内には約3,000本もの紅葉が群生しているため、どこに目を向けても紅葉と対峙できるのが魅力。そぞろ歩きながら、諸堂と紅葉、庭園と紅葉、放生池と紅葉など、永観堂と紅葉の競演を楽しみましょう。放生池に映り込む紅葉は、風のない日なら水鏡のように見えて幻想的です。
極彩色の阿弥陀堂に祀られる、ご本尊「みかえり阿弥陀」への参拝もお忘れなく。その昔、永観堂の名の由来となった僧・永観が修行をしていたところ、阿弥陀如来が須弥壇から降りて来て、永観を先導して修行をはじめたそうです。驚いてその場に立ちつくした永観に、「永観、おそし」と声をかけたという逸話が語り継がれています。後ろを振り返った珍しいお姿で、その表情は慈悲に満ちあふれています。目を閉じて手を合わせれば心がすっと鎮まることでしょう。
ライトアップも人気で、2024年は11月11日から12月8日まで行われる予定です。
※紅葉時季の拝観順路は一方通行です
永観堂
住所 | 京都府京都市左京区永観堂町48 |
電話 | 075-761-0007 |
拝観時間 | 9:00~16:00 |
拝観料 | 大人600円、小中高生400円 秋の特別寺宝展期間(11月11日~12月8日)は大人1,000円、小中高生400円 |
アクセス | 京都市バス「南禅寺・永観堂道」下車 徒歩約3分 |
web | 永観堂 公式サイト |
紅葉の見頃予想 | 11月中旬~下旬 |
2024年の ライトアップ | 2024年11月11日(月曜)〜12月1日(日曜) 17:30~20:30 |
中学生以上700円 |
神社仏閣と紅葉がおりなす美しい景色、風流なライトアップなどさまざまな表情の紅葉に出合えるのが、秋の京都旅の醍醐味です。欲張っていくつもの場所を訪れるのもいいですが、同じ場所を訪れて、日中と夜の変化を楽しむのもまた一興。紅葉シーズンに向けて、気になるスポットをチェックしてみてください。
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