混雑を避けて楽しめる穴場紅葉スポット
有名な紅葉の名所にも、穴場や知られざる楽しみ方が潜んでいるものです。ここからは、混雑を避けられる時間帯や意外と知られていない、とっておきの名所をご紹介。ゆったりと贅沢な気分で楽しめる紅葉名所にご案内します。
風趣が満ちる詩仙堂で、白砂に映える紅葉と心静かに向き合う
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叡山電車の一乗寺駅から東へ、坂を上っていくと15分ほどでたどり着くのが、洛北の名刹・詩仙堂(丈山寺)です。徳川家康に仕えた武将であり文人の石川丈山が、隠居後に終の住処として建てた草庵です。
山門をくぐった先に佇む書院の中央には、江戸時代の絵師・狩野探幽による中国の三十六詩仙肖像画が掲げられた詩仙の間があり、詩仙堂と呼ばれる所以となっています。
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書院からの眺め
書院前の端正な石庭を縁取るようにサツキのまるい刈り込みが連なっており、山肌の紅葉が鮮やかに映えます。いちばんの美景スポットは、上座である床の間の前あたり。鴨居や柱が額縁となって切り出す景色は、一幅の絵画のよう。ひさしが作り出すやわらかな陰影の中で心静かに座していると、鹿おどしが奏でる竹の音や小鳥のさえずりも聞こえてきて、いつしか五感が潤っていきます。
書院からの景色を堪能したら、丈山自らが設計した庭園を散策。四季折々の草花が咲き継ぐ風趣ある庭で、秋には秋明菊やススキを楽しむことができます。
平日はゆったり拝観できますが、休日は混雑しがち。開門直後か閉門前に訪れるに訪れると、比較的ゆったり散策できるそうです。
詩仙堂
住所 | 京都府京都市左京区一乗寺門口町27 |
電話 | 075-781-2954 |
拝観時間 | 9:00~17:00(受付終了16:45) |
定休日 | 5月23日 |
拝観料 | 大人700円、高校生500円、小中学生300円 |
アクセス | 叡山電車「一乗寺駅」下車 徒歩約15分 |
web | 詩仙堂 公式サイト |
紅葉の見頃予想 | 11月中旬~下旬 |
神社仏閣と紅葉がおりなす美しい景色、風流なライトアップなどさまざまな表情の紅葉に出合えるのが、秋の京都旅の醍醐味です。欲張っていくつもの場所を訪れるのもいいですが、同じ場所を訪れて、日中と夜の変化を楽しむのもまた一興。紅葉シーズンに向けて、気になるスポットをチェックしてみてください。
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