「太田和彦のふらり旅いい酒いい肴」で紹介されたお酒。
尾張津島にて創業140年の蔵元「鶴見酒造」
『兵庫県産 特A地区の山田錦』を100%使用
「米」と言われて「コシヒカリ」等食用で流通している「食用米」を思い浮かべた方は多いのではないでしょうか。日本にはこの「食用米」の他に「酒造好適米」と呼ばれる米が存在します。それが酒造好適米です。
特に、品質が高く良い香りを持つ酒米として知られている「山田錦」は、非常に栽培しにくい品種と言われ、高精度の土づくり、苗の育成、田植え時期の厳守、肥料の改善、病虫害防除、適切な水管理等が要求されます。背丈は他の稲と比べて格段に高く、湾曲して倒れやすいばかりか病気にもかかりやすく、栽培するのに非常に手間のかかる品種と言えます。
鶴見酒造では、最高峰として知られる『兵庫県産の特A地区山田錦』を100%使用。特A地区は兵庫県でもわずかな地区のみに限られており、非常に希少かつ品質の高い清酒を造るのには欠かせない酒米です。
酒造りに最適な木曽の伏流水を使用
日本酒作りで最も重要なもの、それが「水」です。米を洗ったり蒸したりする仕込みの行程から、器具の洗浄に至るまで莫大な量の水を消費します。「我山」が仕込まれる蔵元は、源流は名水100選にも選ばれている木曽川からの伏流水を使用しています。
水質は軟水。この「硬い」「軟らかい」はその水のミネラルの含有量、主にカルシウムやマグネシウムの量で判断されます。これらが多いと硬水、少ないと軟水と言われます。清酒ではほとんどの蔵元が軟水を使用しており、吟醸香と呼ばれる特有の香りを引き出します。また、軟水はなめらかでキレイな味わいの清酒に適した酒造りに向いています。
適度にミネラル分があり、口当たりが柔らかく、程よく旨味の乗った酒を醸すのに適した木曽の伏流水は、「我山」ならではの至高の味わいを生み出します。
岩手県が生んだ「南部杜氏」
南部杜氏とは、日本三大杜氏と言われ、最も規模が大きい杜氏集団であり、岩手県を中心とする日本の代表的、そして技術力に定評のある杜氏集団です。杜氏の総数は300を超えており、ほぼ日本全国で活躍しています。
鶴見酒造を手掛ける『岡田 杜氏』は、全国清酒鑑評会で11度もの金賞を受賞した匠の技を持ちます。また、南部杜氏の自醸清酒鑑評会でも幾度となく入賞しています。
指先や長年の感覚でしか表すことのできない丁寧な酒造りで、兵庫県産特A地区の山田錦の特徴を余すことなく清酒に伝えています。
〇我山 大吟醸
酒質:大吟醸
日本酒度:3 / 酸度:1.0
精米歩合:40%
使用米:兵庫県産特A地区 山田錦100%
じっくりと時間をかけて醸造、大吟醸酒ならではの切れ味と気品ある香り
のお酒です。
〇我山 純米大吟醸
酒質:純米大吟醸
日本酒度:-1 / 酸度:1.0
精米歩合:35%
使用米:兵庫県産特A地区 山田錦100%
山田錦を35%まで高精白した米を100%使用し、じっくりと時間をかけて
醸造、果実を思わせる吟醸香とお米の旨味を最大限に引き出した芳醇な味
わいのお酒。
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