爺さんは1000円なのでありがたい。そして惚け爺はSF映画からは逃げられない。どんなつまらない映画でも観てしまう。「少年マガジン」が30円だった頃から約50数年経つが手塚治虫の影響は、もはや自分の本能になってしまった。あの頃、取り憑かれていた「ゼロマン」を思いだす。あの頃、既にクローンを手塚治虫は描いていた。それと20年以上も前に観た「ブレードランナー」も衝撃だった(あれは一応、アンドロイドだったがアナコンダはクローンだし)。映像として思い出すのは「バイオハザード」アリスのクローン達。爺さんは無数に並んだ培養水槽のアリスに喜ぶ。SFは昔からエログロと紙一重だが、バイオハザードのクローンは使い方がもったいない。さて、オブリビオンだがアイデアは最高。あれは映画よりも小説としてまず、売り出すべきだったのではないかと思った。つまり放映時間にアイデアが治まりきらんだろう、はあ? しかし、映像の表現力を考えると、やっぱし映画なのかなとも思う。美しい男、女たち、飛行艇、宇宙船などなど。