世界がAI、ITと言っているのに、日本ではなぜか、いまだに元号が使われている。
そのせいで日本史や大河ドラマを見ていても、時代感覚がメチャクチャ。
とりわけ近世日本史などは、たかだか150年余りの時代に、明治、大正、昭和、平成、令和と歴史がぶち切りにされて、まるで訳が分からなくなっている。
日本政府の陰謀かと思いたくなる。
先進国の中でも生産性が低い日本で、西暦に加えて元号なんて、全く理解不能。
それどころか、新元号「令和」が発表された2019年には、2024年から千円札、5千円札、1万円札の新紙幣を発行することまで決められた。
世界は仮想通貨やキャッシュレスの時代なのに、今さら新紙幣を発行するなんて、これも理解不能だ。
新紙幣を発行するお金を、障害が起こらないような金融システムの構築などに使えばよいのにと思うのだが。
デジタル嫌いの日本政府は、どこまでもアナログにこだわりたいらしい。
なぜこの国の政府は、国民や民間企業の邪魔ばかりするのか。
そのせいで、GDPもドイツに抜かれて世界第4位に転落。
インドやインドネシアやブラジルに抜かれるならまだ分かるが、今さら日本よりはるかに人口の少ないドイツに抜かれるなんて想定外。
頭のいいドイツ人には、勝てないということだろう。
来年から「ドイツに追いつき追い越せ」を日本の標語にしたらいいかもしれない。
まあ、それもこれも最近の自民党政権のドタバタを見ていればよく分かる。
この国の政治は、三流どころか、素人レベルなのだ。
だから、家業政治家の素人の世襲議員ばかりが闊歩している。
しかもそんな連中が、順繰りに首相になっているのだから、最早お手上げ。
今回の自民党の神田財務副大臣などの更迭劇なんて、まさにドタバタ政治の真骨頂、コントとしか思えない。
最近の自民党の幹部は「緊張感をもって」、「注視していく」という言葉が大好き。
よほど日常が、だらけているのだろう。
それを自認しているようなものだということに、幹部殿が気づかないのが痛い。
そんな自民党だから、税収が3.5兆円増加したので、「税収増を国民に還元する」とぶち上げて、国民一人当たり数万円給付すると宣言しておきながら、何と白紙に。
それどころか、税収増は使ってしまったので、国債で負担しようとしていたと聞かされたときは、怒りを通り越して呆れてしまった。
これでドタバタもお終いかと思ったら、何と首相の給与を年間46万円、閣僚の給与を年間32万円増額する法案をアッサリ可決。
国民一人に数万円給付する約束を反故にしておきながら。
「いったい、お前らの頭はどうなってるんだ」と絶望した。
ここまで国民を絶望させるのが得意な自民党政権なのに、アメリカからは可愛がられているようだ。
それはそうだろう、忠実な岸田政権は、アメリカの言いなりだからだ。
アメリカのバイデン大統領にすれば、日本の首相ポストに岸田氏を充てたのは適材適所だったと、大喜びしているだろう。
全く蛇足だが、AI、IT、宇宙開発の時代に、酸素が不可欠で制御しずらい時代遅れの内燃機関にこだわる日本の自動車産業など、日本の没落に拍車をかける代表なのに、政府は無関心。
このままでは、最後の頼みの綱の自動車産業までもが、アメリカに無条件降伏だ。
とにかく政治家から、頭の悪い世襲議員を駆逐しない限り、この国はジエンド。
ただ、頭のいい議員なら世襲でも大歓迎だ。