歳をとっても、働いていた方がいいと言う人が多い。
しかし、親類や先輩方を見ていると、とんでもないと思う。
理由は簡単。
バリバリの頑張り屋から先に亡くなっているからだ。
私より上の世代で、出世したタイプは、若い頃から人当たりと付き合いがよく、酒もタバコも嗜み、ゴルフ、麻雀が大好きな人たちばかり。
しかも、出世をすれば、60歳を越えても仕事を続けられるし、給料も増える、古き良き時代だった。
しかし、出世すると、若い頃と同じくらい忙しい。
これが、健康にとっては大問題。
若い頃と変わらないようなペースを続ければ、健康年齢は70歳くらいが限界。
だから、下手をすると、リタイア前に大病。
リタイア後は、暇でボケるどころか、入院と手術とリハビリで大忙し。
そんな日々が、長ければ10年以上続いて、退屈などとは無縁のまま、あの世行き。
本当に、そう言う人が多いのだ。
「歳をとったら、穏やかで健康的な生活に、ガラッと切り替えないと地獄を見る」と、ある先輩から、反省を込めて言われた。
その先輩も、もういない。