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インターネットのおかげで、いろいろなところから、訃報のメールが届くようになった。
便利な世の中になったが、メールを受け取るたびに、結構、精神的にこたえる。
しかも、コロナ以来、知り合いが亡くなったことを、電子メールで知る方が多くなった。
寂しいことだ。
亡くなった知り合いは、概ね70代前半。
人より長く仕事を続けてきた、やる気満々の人が目立つ。
どうも、仕事には中毒性があるようだ。
とくに、仕事が楽し過ぎると、老後の心配が無くても、ドクターストップがかかるまで、仕事を辞められない人が多い。
人生100年時代だからと言って、歳をとって、いつまでも生きがいのために仕事を続けるのは、リスクのようだ。
とくに、若い頃と同じようなペースで仕事を続けるのは、論外。
若いうちは、一生懸命に仕事をして、帰りに軽く一杯。
そんなことが楽しかった。
しかし、60歳を過ぎて、若い頃と同じようなハードワークとストレス発散では、体への負担が重過ぎる。
仕事帰りに一杯なんて、それこそ命取り。
仕事に加えて、趣味や付き合いなんて、夢のまた夢。
かと言って、ひたすら仕事をするだけでは、味気ないだろう。
しかし、それこそが、年相応の働き方というもの。
お金の不安がなければ、日々の暮らしのペースメーカー程度の仕事に留めるのが、いいかもしれない。
健康に長生きしたければ、ある程度、自分のペースでできる仕事でない限り、間違いなく「健康寿命」を縮めてしまう。
高齢になって、雇い主の意向に合わせて働いたり、責任を持たされてハードな仕事をしていたら。
そんなふうに、仕事に対するブレーキとアクセルを踏み間違えていたら、それこそ、あの世行き。
とても悲しいことだが、身近な知り合いが亡くなった多くの経験から、断言できるになってしまった。
若い頃から、バリバリ仕事をしてきた人こそ、気をつけなければならないかもしれない。
相当な勤続疲労が溜まっているからだ。
だから、猛烈ビジネスマンでも、70歳を過ぎると、おとなしい人に変わっているものだ。
とにかく歳をとったら、若い時とは、生活習慣をガラッと変えて、おとなしく生きないと、取り返しがつかないことになる。
病気になったら、その時点で健康寿命は、ディエンド。
それこそ、仕事どころではなくなる。
長い後悔の日々になってしまう。