日本人も、いいかげん、アメリカが軍事介入しない理由を考えた方がいい。
アメリカは、軍事超大国だから、同じく軍事超大国のロシアの力を熟知している。
だから、軍事介入しないのだろう。
アメリカがロシアと直接戦うということは、「人類の終末戦争」になる恐れがあるからだ。
ただ、これは表向きの理由かもしれない。
アメリカにしてみれば、旧ソ連人同士の内ゲバのために、アメリカ人の血を流したくない。
まして、核戦争なんて、冗談じゃないということかもしれない。
昔は、ソ連の一員として、米欧日など西側諸国と敵対していたウクライナが、今西側のために戦っている。
そんな、健気なウクライナを見捨てることはできないというのが、「自由と民主主義」の西側のスタンス。
とは言うものの、最近、西側に擦り寄ってきたばかりで、国内に親ロシア派を抱えたウクライナを、EUやNATOに迎え入れるなんて、ハッキリ言ってリスクだろう。
ウクライナが、欧州の火薬庫になるからだ。
いや、それどころではなかった。
すでに火薬庫は、爆発してしまった。
西側が、ウクライナを仲間に入れてあげると、秋波を送ったおかげで、今まさに、自分たち西側までが、第三次世界大戦の危機に直面するハメになった。
旧ソ連人同士の内ゲバのために、世界が犠牲になる。
誰も、想像していなかったことが、今起きようとしている。