アメリカのイスラエル愛は異常だ。
アメリカの自由と民主主義、法の支配なんて、所詮はダブル、トリプルスタンダード。
いや、スタンダードでも何でもない身勝手で迷惑なイデオロギーにすぎないように思えてきた。
いずれにしてもアメリカにとっては、ウクライナよりイスラエルということなのだろう。
ウクライナは、アメリカの対ロシア戦略の中で、ロシアと実際に戦っている超親米国家。
ゼレンスキー大統領もユダヤ系ウクライナ人だからアメリカの受けはいいはず。
しかし、元はと言えば旧ソ連。
アメリカにとっては旧敵。
しかもイデオロギー的には、アメリカや西側諸国とは異質。
それに比べ、ユダヤ人国家であるイスラエルは、アメリカのブリンケン国務長官やイエレン財務長官を始めとするユダヤ系エスタブリッシュメントの宗教的母国。
駐日アメリカ大使のラーム・イスラエル・エマニュエル氏もユダヤ系アメリカ人だ。
そもそもイスラエルのネタニヤフ首相は、イスラエル生まれだが、育ちはアメリカ。
マサチューセッツ工科大学(MIT)を卒業し、ハーバード大学で学んでいる。
アメリカ人と言っていいくらいだろう。
結局、ウクライナがアメリカのためにいくら戦っても、所詮は外様。
譜代のイスラエルとは、立ち位置が違うということなのか。
おそらくアメリカの対中ロ北朝鮮戦略の中で、台湾や韓国や日本は、ウクライナにはなっても、イスラエルにはなれないのだろう。
それなのにアメリカの言いなりの自民党。
台湾や韓国有事に、日本国民を戦わせたいらしいが、とんでもない思い違いだ。
台湾や韓国有事に日本が勇ましく参戦したら、日本は破綻しかねない。
そうなれば、自民党が消えて無くなるどころではない。
政権交代ばかりか、日本は再びアメリカの統治下になってしまうだろう。
なぜなら、中国もロシアも北朝鮮も、自衛隊より強力な核武装した約10万人の在日米軍と本格的に戦うことはないからだ。
賢いアメリカのことだから、自衛隊が壊滅したところで休戦というシナリオを描いているかもしれない。
そんな最悪な日本有事となったとしても、日本を破綻に追い込んだ為政者や富裕層は、有事の前に日本から逃げ出すだろうと考えると絶望的になる。
最近の政治の混乱を見ていると、かえってアメリカの統治下になる方が、今の日本にとっては、いいかもしれないと思えてしまうのが悲しい。