コロナの影響で、民放のCM収入が激減しているようだ。
確かに、ANAやJAL、自動車や化粧品などの、大口スポンサーのCMが減っている。
その一方で、ジャパネットなどの、通販のCMが増えている。しかも、そのCMは、メインの番組より長いくらいだ。
そんな、テレビCMではあるが、たまに、見ていて不思議に思うことがある。
スポンサーの商品のプロモートというより、CMに出演している芸能人を、プロモートしているようなCMがあることだ。
企業の経営幹部や、広報の連中が、CMに出演している芸能人の、タニマチ気取りなのではと、心配するのは、下衆の勘繰りか。
他にも、業績が悪化している企業が、なぜか、商品そっちのけで、訳の分らない、イメージCMを流していたりする。
CMを、文化や芸術に見立てたい気持ちかもしれないが、今の時代、そんなCMに金を使うくらいなら、商品を安くして欲しいくらいだ。
そんな、CMを流している企業のステークホルダーは、何も感じないのだろうか。
まあ、企業の広報の連中に言わせれば、「企業イメージを高めたり、幅広い層への、商品の認知効果を狙ってのもの」ということかもしれない。
NHKと違い、スポンサー企業が、金を出してくれるおかげで、視聴料を払わずに、民放の番組を見ることができる。
「文句を言ったら、 バチが当たる」だろう。
そうは言うものの、最近、YouTubeで、地上波では、あまり見なくなった、質の高いCMを見るようになった。
さすがに、スポンサーは賢い。民放に代わる、新しい広告媒体に乗り換えている。
ここに来て、フジテレビが、早期退職を始めるらしい。民放各局のリストラは、これからが本番。
「驕れる者は久しからず」か。