日本人の未来は、大変だ。
日本の立ち位置次第では、日本の未来は、大混乱になるかもしれないからだ。
ロシアのウクライナ侵攻で、分かったのだが、日本のメディアや国民の「アメリカ愛」が、尋常じゃない。その一方で、近隣の中国やロシア、北朝鮮や韓国が大嫌い。
しかも、アジアやアフリカを、見下しているようなところがある。
自分たちが、アジア人なのに、いつの間にか、白人の仲間入りをした気になっている。
とにかく、日本人は、白人国家が大好き。
でも、ロシアだけはダメ、プーチン大統領のせいだろう。
アメリカは、必ずしも白人国家ではないのに、今だに、アメリカ人イコール白人。
「カムカムエヴリバティ」や他の朝ドラでも、進駐軍のアメリカ兵は、いつも白人。
ウクライナが、白人国家でなかったら、どうだったのだろう。
日本や米欧のメディアは、ロシアのウクライナ侵攻を、世界中が非難しているかのように報道している。
しかし、おそらく、激しく非難しているのは、G7の7カ国くらい。
その7カ国だって、決して一枚岩ではない。
アメリカのアフガニスタンやウクライナへの対応を見る限り、最早、西側の安全保障を、アメリカに頼り切ることはできないと分かってきたからだ。
将来的には、アメリカに追従する国は、イギリス、カナダ、オーストラリアの英語圏の国家と日本だけになるかもしれない。
GDPなどの経済力でも、アメリカの一人勝ちの時代は、やがて終わる。
だから、アメリカだって、生き残りたければ、アメリカに追従する国を、併合せざるを得なくなるかもしれない。ロシアとは違い、平和的に。
ヨーロッパだって、EUやNATOなんて言うヤワな同盟関係では、機能しなくなる。生き残りたければ、アメリカ合衆国の州になるくらいしかなくなるかもしれない。
そうは言っても、プライドの高い、西欧諸国が、アメリカの州になるなんてことは、ないだろう。
それに比べて、日本は最悪だ。アメリカの51番目の州になれなければ、核を持つ北朝鮮にすら、太刀打ちできない。
だから、アメリカに併合してもらえなければ大変。それこそ有事だ。
しかし、アメリカにとっては、極東の日本1カ国より、西欧諸国やイスラエルの方が、大切だから、いずれは、極東から撤退するだろう。
「そうなったら、どうする」。
なんとか頼み込んで、中国に併合してもらわないと、ウクライナの二の舞だ。散々、敵対したロシアに、許して下さいと、お願いしても、一蹴されてお終い。
いくらなんでも「アメリカが、ダメなら、中国なんて」と、思うかもしれない。
しかし、極東の日本の、地政学的な立ち位置から考えられるのは、ロシアを除けば、米中の2カ国しかない。
だから、アメリカが極東を捨てたら、日本は、お終い。
アメリカの威を借りて、近隣諸国やアジア、アフリカを、コケにしてきた日本だから、当然だろう。
未来の日本には、こんな、選択肢しか無いかもしれないと思うと、弱小国家の悲哀を感じる。
とくに、若い人たちは、そんな未来を生き抜かなければならない。
覚悟して頑張って欲しい。
ただ、決して諦めてはいけない。解決策はある、「日本が強くなることだ」。