今の日本の支配層の政治家や経営者を見ていて思った。
第二次世界大戦頃に生まれて、戦後の焼け野原で育った人ばかり。
テレビはまだ無く、蒸気機関車が走っていた時代に少年時代を過ごしている。
コンピューターも無くITとは全く無縁のソロバンと紙と鉛筆の時代に大学生活を送っている。現在を生きる若者から見たら、筋金入りのアナログ古代人。そんな人が、21世紀のこの国の経済の舵取りをしている。
60年も前に、その当時の知識をガリ勉で詰め込んで試験に合格したのが最後のバージョンアップという老人。おそらくそれ以降のバージョンアップなど無いだろう。
若い人たちは、よく考えた方がいい。「この国をいつまでもゾンビのような老人に好き勝手にさせておいて良いのか」と言うことを。
何十年も前の知識や経験だけで生きているこの国の年老いた支配層を駆逐しないと、日本はお終いだ。
とにかく政治家や官僚、大企業の経営者は老人ばかり。何十年も前の知識や経験だけで生きているだけの老人支配。
そんな老人支配を打破しないと日本に未来はない。
老人支配のこの国でも、政治家なら選挙で当選しさえすればいいのだから、若者にもチャンスがある。
しかしそうは言っても、ほとんどの日本人は政治にあまり期待していない。
選挙に行っても、この世の中を変えることなんて無理。
どの候補者を見ても、代わり映えがしない。
会ったことも無い候補者に、投票したいとは思はない。
政治なんて好きな奴にやらせておけばいい。
ほとんどの人は、選挙について、こんな感じしか持っていないのだろう。
ただそれでは、この国はいつまでたっても、私たちの利益を代表しない「政治家の政治家による政治家のための政治」のままだ。
いつも思うのだが「本当は、選挙に行って投票用紙に自分の名前を書きたい」くらいだ。
ネットが発達した現代、そろそろ私たちの人生を、知らない他人に任せる「代表民主制」なんて終わりにして欲しい。