昨日は久しぶりに夜怖くて眠れない現象に陥りました。今『模倣犯』を再再再読ぐらいしているのですが、ふと『模倣犯』って映画になってるんだよなと思い、誰が誰の役をやっているのだろう、と思い調べると、なんと犯人役はSMAPの中居君ではないですか、その他もろもろの役も結構有名な人。しかし映画の内容を見ると、原作と違うところが大量に。原作ではいろんな人目線で書かれているので、誰が主役とかあげられないのですが、映画は内容を見ただけだと、中居君が主役。つまり犯人が主役。そして犯人を中心にしたいがために、原作ででてくる人たちを犯人と関わったりするように、役どころを変えてしまっているのが良く分かりました。これはダメだと映画を見ないでも分りましたが、原作者の宮部みゆきも映画の試写会中にひどすぎて途中退出したと書いてありました。そうなると少し見てみたい、多分今『模倣犯』読んでるから余計呆れると思うけど少し見てみたいと言う欲がでました。中居くんが犯人をどう演じているのだろうかと。そこで少し映画の映像をみてみると、なんと映画の最後のシーンで中居くんの首がふっとぶのです。原作では犯人はそんなことがおこらないのになぜ首がとぶんだと最悪なできだから見る価値もないなと思いました。しかしこの首が飛ぶシーン見た時は怖くなかったのですが、頭がとんだ中居君がニコッとカメラをみて笑うのですね。それは原作で犯人が笑顔が素敵な人だと書かれているのと、まあ犯人がやってきたことに対して、全く反省の色が見られないみたいなことを表して笑ったのでしょうが、それが怖かった。そして夜ねるとその中居くんの顔がうかぶのですね。これで布団のなかで二時間ぐらい唸ってしまいました。トイレに行くのも勇気がいるぐらい怖かった。あれじゃあ、ミステリーというより、ホラーだよと思いつつ、やっぱり小説が一番だと強く思いました。
それにしても宮部みゆきが描く少年達はかっこいいですね。『模倣犯』にでてくる<慎一>再びよんで、また好きになっております。
それにしても宮部みゆきが描く少年達はかっこいいですね。『模倣犯』にでてくる<慎一>再びよんで、また好きになっております。