こんばんわ!4Kです。
今回はMX8の開放時ハンマーをコッキングする動きをストックを外した状態で
見てみたいと思います。
各部品の名称はこの様になります。名称は基本的にPerazziのMXシリーズの分解図に
明記してある名称で表記します。
付属しているマニュアルには
こんな感じで分解図が入っています。
(ネットでも同じ物を公開している所もありますね!)
写真に記入しきれなかった物に振り子の重りがあります。(分解図にはConnectorと
なっています。)写真の左側「ハンマースプリング」の文字が被っている物です。
まず、銃身と先台を組み立てた状態です。
ハンマーも落ちている状態で右側のロッキングブロックも銃身に噛み合っています。
トップレバーを操作した時点でロッキングブロックは後退し銃身との噛み合いが外れ
切り欠きの所にトップレバーストッププレートが入り固定されます。
そして銃身をゆっくり開放していくとハンマーもゆっくり起き上がって来ます。
銃身開放でハンマーはこの位置にコッキングされます。ハンマーが落ちている状態から
銃身を開放すると結構抵抗がありますが一度開放するとハンマーがコッキング
されているので閉鎖してもハンマーを落とさなければ次の開放は楽に出来ます。
この状態でシェルを入れて閉鎖すると
これで発射可能になります。この状態で引き金を引くと初矢のハンマーが落ちます。
発射した反動で左側にある重りが振り子となって後ろに動きます。その時に初矢の
シアーから二の矢のシアーへ切り替わります。これで、引き金が二の矢発射可能と
なります。
動作を見ていると簡単な動作なのですが機構的に凄いですね~!!
構造的にもそんなにごちゃごちゃしていなくてスッキリしていて重くないです。
だから重心は引き金の前側あたりにありますのであまり疲れませんし挙銃も楽に
感じます。
写真の引き金の上側に丸穴が有るのが分かるでしょうか?
よく見ると小さい切り欠きに他の部品が引っかかっています。
ここがシアー部分です。引き金を引くと、ここが外れてハンマーが落ちる訳です。
ちなみにこの銃を譲って頂いた時に引き金の状態は「動きが重いがハンマーは軽く
落ちる」と云う状態。分かるでしょうか?(笑)要するに油が固着していて引き金の
動きが重い感じなのにシアーの外れ方は軽かったという事です。早速分解洗浄して
各摺動部にグリースアップしてその他はWD-40を吹きかけ再組立てした所引き金の
感じも軽くなり良い引き味になりました。分解した写真は載せませんよ(〃艸〃)
引き金の重さを計ったら初矢が1.2Kg、二の矢が1.4Kgと今まで所持した銃の中で
一番軽い物でした。
撃ち終わった後にハンマーを落としておく為、初矢の引き金を空撃ちした後
ストックを床面にドンとついている人がたまにいます。これは強制的に振り子の
重りを動かしているのですがPerazziは安全装置のレバーを一度入れる(手前に引く)
だけで二の矢に切り替わります。写真を見ると分かりますが安全装置の
レバー裏側にアームが付いていて振り子を強制的に動かせるようになっています。
以上が閉鎖からコッキング、ハンマーを落とすまでの動作となります。
自動銃もそうですが銃の機構というのはよく考えて作られてますね~!!
こんなん大好き(〃艸〃)ムフッ
次回はトリガー周りを見てみますか?
でわでわ!
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