ネイチャーアクアリウムの心臓ともいえるフィルターによるろ過
ほとんどの方は外部フィルターを使用されていると思います
それぞれに工夫を凝らしてろ過効率アップを図ったりなど調べるだけでも興味深いものです
今回は私の考えるろ過について…ちょっと堅苦しい話題です
水草水槽を維持していて最も頭の痛い問題が藻類の発生ではないでしょうか
いろいろと対策しても目立った効果がない…などというときは、まずろ過能力を見直してみるといいかもしれません
よく水槽サイズに対してフィルターの機種を考えることも多いですが、私は水量に対してのろ材容量で選んでいます
目安は経験則ですが、水量の6%のろ材容量です
(この容量とはろ材の実量で、ろ過漕の容量ではありません
現行のエーハイム2213などはろ過漕容量は3ℓですが、ろ材バスケットを使用するとろ材は2ℓしか入りません)
これはかなり以前に天野氏がどこかに(TFHだったかな)寄稿していたこと、WPWでもそんな記述があったのを見て以来実践しています
これ、単体のフィルターでクリアするにはワンランク上のクラスのフィルターを選ぶことになり、水槽内が洗濯機になりかねません
そこでうちではメイン+サブでの運用をしています
フィルターの機種によっては流量が落ちますが、水草水槽に強い流量は不要ですので問題ないかと思います
うちでの具体例は、ミニSにはエーハイム2211単体で、この水槽はサブはなしです
水量12ℓに対してろ材容量1ℓ
ミニMはエーハイム2211+サブフィルター2211で、水量19ℓに対してろ材容量2ℓ
30キューブも同じシステムで、水量27ℓに対してろ材容量2ℓといった感じです
このシステムのメリットはろ過能力のアップに加えてろ材メンテが交互に出来ることです
私はかなりガシガシとろ材を洗ってしまうのでなによりのメリットです
よくろ材洗浄と換水は同時にしてはいけない…といいますが、一方ろ材は水槽の水で…ともいいます
これ矛盾(笑)
水槽の水でろ材を洗うと自動的に減った水槽の水を足すわけで、結果換水を行うことになります
私はバケツに水道水を入れて塩素中和、温度を合わせてガンガン洗ってしまいます
メイン+サブですとこれでろ過バランスを崩してトラブルが出たことはありません
ろ材洗浄した週は新たに換水はしないことが多いですが、ろ過バクテリアの活性化に期待してグリーンバクターを1週間程度添加しています
立ち上げ当初は1ヶ月毎にサブとメインを交互にメンテしますが、何度か繰り返しているうちに汚れるスパンが明らかに長くなってきます
そうなってきてからはだいたい2ヶ月毎のメンテナンスにしています
ろ材も高機能をうたったものが各種様々ありますが、私は一貫してサブストプロとメックのみです
パワーハウスなど、弱酸性にしてくれるろ材も効果半年程度ならコストからも使う気になれず、安価なろ材を使い続けています
サブフィルターにメック、メインフィルターにサブストプロを使用しています
水槽新規立ち上げ当初はメインフィルターのサブストを若干減らし、活性炭を使用しますが、1ヶ月をめどに除去してサブストを足します
粗めマットや細目マットなどは使用しません
目詰まりの激しさもさることながら、小型魚少なめの水草水槽に物理ろ過を分けて考える必要はないと感じているからです
個人的には高価なろ材よりは安価でもろ材容量を増やすというスタンスです
それとは逆に活性炭は価格=性能ですから、ブラックホールを使用します
現在は多種多様な外部フィルターや高機能ろ材もあり、また各種ノウハウも豊富に入手出来る時代ですが、私の経験から行ってきたろ過に関するシステムはこんな感じです
もちろん唯一の正解など、こと生き物を飼う上ではありえません
うまくいっている方法が正解…その人その人のノウハウが美しい水景維持に繋がればそれがいちばんですね
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水草の水質浄化能力に頼りバランスを取ることは可能でしょうが、限られた水槽という閉鎖環境ではなかなか難しいですね
殊にソイル環境では余剰な養分も出やすいですし、極めて少量の生体でといった制約もあるでしょう
ADAの窓辺セット的な感じならそれも可能ですね
結果換水と多めのろ過能力が現在の水草水槽を維持するにはいちばん楽に思います
多くの外部フィルターはポンプの構造上流量調節ができません
サブフィルターを使うことでろ過能力アップと流量を抑えることが同時にできるわけですが、単に流量を抑えるだけなら出水パイプを変えてみたり、背面に向けて設置したりでも可能です
いくつかの方法から自分の環境にあった方法を考えるのも楽しみのひとつですね
立ち上げ当初は特にろ過漕の汚れは激しいものです
殊にマット類を使用していると著しいですが、時 つにつれてけい軽減されていきます
外部フィルターのメンテナンスは煩わしいものですが、初期こそマメにいきましょう
サブを使うメリットのひとつでバランスも崩しにくいですからね
水草水槽で高い濾過力が必要というのは面白いですね。
本来なら生体数も少なく、窒素産物は水草に吸収されるはずなので濾過が不要なはずなんですが。
今の水草水槽が養分過多で維持されており、濾過バクテリアが過剰な養分の受け皿になってるって事でしょうかね?
6%基準は参考になりました。
いつも悩むのは濾過能力は増やしたいけど、水量?水力?が強くて洗濯機になることです。水力も調整できるといいんですけどね。
サブフィルターを加えて水力を調整するのも変な感じですよね。
うちのフィルターは6リットルは欲しかったので2215のメインフィルターに2213のサブフィルターの組み合わせで7リットルですが、実質6リットルぐらいだと思います。
私も魚をいっぱいに入れるとか大きい肉食系の魚は入れないので物理的濾過より生物的濾過を重点におきました。
水流はサブを浸けているのでいい感じに弱まっています。
メインとサブを別々にメンテが出来るのでとても便利ですね。
立ち上げ1ヶ月がたちソイルの巻き上げなどで水流は少し落ちているのでそろそろサブの掃除をしたいと思もっています。
特に水量の少ない小型水槽の場合、飼育水でろ材洗浄は実際的ではありませんよね
結果換水したのと同じという矛盾(笑)
そこで私は中和した水道水で洗っちゃいます
なるほど~めやすとして6%ですか
今後水槽のサイズアップしたら私も
サブフィルターは導入したいですね~
水槽の水でろ材を洗う・・・9Lしかない我が家の水槽では
結構な量の換え水になってしまうので(笑)
片方ずつメンテできるというのは魅力ですね