心は元気ですか?

最近心の健康が日本だけでなく、世界中でおかしくなっているように思います。そう思う方読んでください。

僕は今日は久しぶりの休みです

2009年04月07日 10時11分45秒 | Weblog
毎年大学生の新人歓迎コンパで、お酒の一気飲みで救急搬送される学生が沢山います。アルコールの血中濃度がいっきに上がり、最悪の場合呼吸中枢が壊れしに至る場合もあります。
 慢性アルコール中毒(アルコール依存症)との大きな違いは、慢性の場合のDNAが70%アルコール依存症の遺伝子を持って生まれてきましたから、年齢、性別、学歴、職業に関係なくある時がくれば、アルコール依存症の症状がでてきます。もう一つは長年、大量飲酒を続け身体がアルコール依存症になる2つのタイプです。
 肝臓でアルコールを分解する酵素を持つ人が3種類に分かれます。DD,DN,NNの3タイプです。DDタイプの人は全くお酒を受け付けません。分解酵素が殆どないのです。日本人はDNタイプが一番多くある程度はお酒が飲めますが、飲みすぎるとアルコールが分解されて、アセトアルデヒドのまま朝を迎えますから、二日酔いになります。
 欧米人はNNタイプが多く、アルコールを分解する酵素が元々沢山ありますから、大量飲酒しても二日酔いになりませんが、アルコール依存症の遺伝子を持っている人は、ある時からアルコールを飲むことのコントロールがなくなります。アルコール依存症に対する治療法は確立していず、対症療法としてシアノマイド、ノックビンという薬を飲んでお酒を飲むと発汗、おう吐、心臓の鼓動が速くなり、最悪の場合死亡します。ところが中にはこの薬が全く効かない人も若干名います。そういう人は回復が難しいです。
 現在ではグループセラピー(集団療法)しかないと言われています。75年ほど前にアメリカで始められたAA(Alcoholics Anonymous)、それを見学して日本人に合った方法に変えて始めた断酒会などの自助グループに通うしか、アルコール依存症者のお酒を止め続けることはできません。AAは殆どのミーティングが本人だけで、断酒会は家族と一緒に止めていこうという団体です。詳しいことはネットで見てみてください。

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