一つの卵子に何億もの精子がその中に入ろうとして、選ばれた1つの精子が卵子と結合するのが、生きることの始まりです。生命学で言うと人は皆早産で生まれてくるものだと言います。生まれてから1年以上大きな手助けが、必要です。他の動物で自立するまでにこんなに長い時間かかる動物はいないようです。何億からたった一つの精子が選ばれるのですから、みんな健康だといいのですが、医学の進歩で以前は亡くなっていた新生児も今はせいちょうできるようになりました。
全ての人は生まれて直ぐに、死へのカウントダウンが始まるということでしょう。生まれてくるということは、全ての人が経験しましたが、死ぬということを経験した人は一人もいません。臨死体験もありますが、夢ではないのかどうか、はっきりしません。せっかく人として生まれてきたのですから、生まれた印を残して死にたいですが、残せる人は少ないように思います。仏教にはお彼岸やお盆があって、お墓がその割きれいですが、キリスト教にはありません。一般の教会の墓地のお墓は草に埋もれているのが普通です。でも僕には3人の娘しかいないから、お墓は荒れ放題になりますね。
時間とは宇宙ができた時に一緒に始まったのでしょうか?そもそも時間とは何でしょうか。Ⅰ年365日かかって地球が太陽の周りを1周します。1日は地球が1周する時間です。一応不可逆的で一方向に流れていきます。だから人は年をとっていきます。若返るという言葉はあっても、実際に年が若くなるわけではありません。最近は結婚しない男女が増えていますが、以前はそれなりの年になれば結婚して子供を作ってという人生が当たり前でしたが、今はそれが当たり前でなくなってきました。各家族化し平均世帯数の構成員の人数が減っています。どこでも隣の人は何者か知らない傾向にあります。
孤独死が一般化してきました。子供が独立して親と一緒に住まなくなったせいです。生きて老いて病にかかり死んでいく。生老病死が四苦です。人生は苦しいばかりではやっていけません。異性の友人ができて楽しい時間も持てます。時間の普遍性が崩れます。楽しいことをしている時は時間は早く過ぎますが、勉強しているのが嫌な人にとって、その時間はなかなか過ぎません。また世界は狭くなりました。100年前アメリカに日本から行くには何日もかかって船で行かなくては行けなかった。今はニューヨークまで12時間ちょっとでしょう。
僕は来週の水曜日にまた手術をします。これで2年続けて病院のBEDでお正月とクリスマスです。変えられないものは受け入れるしかありません。嘆いていても同じ時間は過ぎていきます。どうせなら決められた中でできるだけ楽しく時間を過ごしたほうがいいです。生きていくというのは、結構大変なことです。多分楽しいことより、苦しいことのほうが多いように思います。でももしずーっと楽しかったらそのうちそれが当たり前になって、楽しくなくなるかもしれません。嫌な仕事をして週末に自分の好きなことをするから楽しいのかもしれません。その仕事も奪われる人が多くなっていますから、仕事がある人はそれだけで良いと思わなくてはいけないでしょう。
結論として生きていくということは、それなりに大変なことは分かりました。そして時間が深くかかわっていることも。苦しんで生きるなら楽しんで生きたほうがいいのではないのでしょうか。心に元気のない方、いつか笑える日が来ることを信じて生きてみましょう。前と一つだけ違うjことをしてみませんか。無理はしないでください。
明日は死を考えてみましょう