精神科医の間でも2つの考えがあります。感情をつかさどる脳の反応が人の感情を支配している、という考えと、脳とは別に心があるという2つの考えがあります。WHOの健康について、今まで身体的、精神的、社会的に病気ではない事という説明に、新しく霊的という言葉がプラスされました。霊的イコール心と考えていいのではないのでしょうか。失恋したとき頭が痛くなりません。胸が苦しくなります。ですから僕は心とは脳とは別にあると考えています。心が痛むという言葉がありますが、そういう時は頭が痛くはなりません。やはり胸が痛みます。それでは心の病で今一番多いうつ病を例にとりましょう。脳内物質セレトニンをコントロールするSSRIという抗うつ剤を服用するとうつ病が治ります。それではやはり心は脳の反応ではないかと、心を否定する人達はいいます。ですからこの問題は本当に難しい問題なのです。WHOでも霊的という言葉をいれるには長い期間と多くの話し合いの場が与えられました。貴方はどう思いますか?この問題はこのブログの基本ですから明日もこのことについて、掘り下げて考えてみます。
肇
肇