今日はうつ病について話します

最近といってもこの5年ぐらい、うつ病が蔓延化しています。昨日までの話のグリーフ（深い悲しみ、喪失体験）をしたかたは、概ねうつ病の症状を表します。何か思い当たる出来事や、環境でうつ病になります。しかしある人は、何も原因が思い当たらないでも、うつ病を発症することがあります。この人たちは厄介ですね。
まずやる気がなくなっていく。朝起こるのがつらく、朝が調子悪い。食欲がなくなる。夜眠れなくなる。この3つの主な症状が1週間から10日間続いたら、打つ症状だとみて間違いないです。
現在抗うつ剤でいいものが沢山あるので、早い人で1ヶ月、3ヶ月抗うつ剤を服用すれば治ります。
ブロザックがアメリカで発売された時、うつ病でない人も服用して元気が出るということで、一大ブームを起こしたことがあります。日本では同じ作用を持ったパキシルがよく使われます。アモキサンという薬剤も使われます。医師が出した処方箋で薬局に行き、指示通り服用すれば、大体普段の生活が送れるようになります。パキシルという薬は脳内物質、セレトニンが少なくなると元気がなくなるので、セレトニンの量を一定に保つ働きをします。眠剤も処方されると思います。
僕も病院当直の時、ハルシオンを使いますが、起こされて処置した後、また眠ると自分のしたことを全く覚えていない、という症状がでてきます。また沢山服用して酔う遊びが一時期はやりました。
明日はそれでも治らない場合を話します。