今ノロウィルスが流行しています。少し下火になってきましたが、まだまだ安心できないので、外出から帰宅したら手洗い(いつもより時間をかけて丁寧に、薬用石鹸を使うといいでしょう)とうがいをしましょう。「高所恐怖症」「閉所恐怖症」
「ばい菌恐怖症」というどちらかというと病気には入れられていない、病気があります。もともとこういう性格の人が自分の苦手が現れるのは「不安神経症」とはいいません。それでも清潔が度を過ぎると1時間手を洗ってもまだまだ汚れているといって、手を荒い続けるのは、もう病気の領域に入っています。閉所恐怖症の人がエレベータに閉じ込められて、パニックになるのは通常行動です。不安神経症とは例えば、高所のとび職をしていた人が、何かのきっかけで高いところに昇れなくなったら「不安神経症」を疑います。どこかに出かける時に、ガスの元栓を閉め忘れたのではないか、ガスストーブがついているのではないか、どこかの窓の鍵を閉め忘れたのではないか?などと結局待ち合わせの時間を1時間以上もオーバーしてしまい、あとから約束していた友達に文句を言われるといった状況はもう完全に「不安神経症」です。もともと持っていた恐怖症を治すには、とても時間がかかります。でも「不安神経症」は必ず何かのきっかけがありますから、その原因を心の中から取り除けばすっかりもとの生活に戻れます。ある患者さんは、どうしても約束の時間のぎりぎりセーフの時間にしか、行けません。1時間早く起きてせめて10分前に行きたいと思って行動しますが、結果はいつもと同じぎりぎり、っということです。何とか間に合っているうちはいいですが、症状が悪化すると遅れて着くようになります。別に他の人と較べて行動が遅いとか食事に時間がかかるとかトイレの時間が長いとかそういうことはありません。こういう症例はとても厄介です。でも気長に付き合っていけば、原因に突き当たります。そういう兆候が見られる方は、早めの受診をお勧めします。
肇
「ばい菌恐怖症」というどちらかというと病気には入れられていない、病気があります。もともとこういう性格の人が自分の苦手が現れるのは「不安神経症」とはいいません。それでも清潔が度を過ぎると1時間手を洗ってもまだまだ汚れているといって、手を荒い続けるのは、もう病気の領域に入っています。閉所恐怖症の人がエレベータに閉じ込められて、パニックになるのは通常行動です。不安神経症とは例えば、高所のとび職をしていた人が、何かのきっかけで高いところに昇れなくなったら「不安神経症」を疑います。どこかに出かける時に、ガスの元栓を閉め忘れたのではないか、ガスストーブがついているのではないか、どこかの窓の鍵を閉め忘れたのではないか?などと結局待ち合わせの時間を1時間以上もオーバーしてしまい、あとから約束していた友達に文句を言われるといった状況はもう完全に「不安神経症」です。もともと持っていた恐怖症を治すには、とても時間がかかります。でも「不安神経症」は必ず何かのきっかけがありますから、その原因を心の中から取り除けばすっかりもとの生活に戻れます。ある患者さんは、どうしても約束の時間のぎりぎりセーフの時間にしか、行けません。1時間早く起きてせめて10分前に行きたいと思って行動しますが、結果はいつもと同じぎりぎり、っということです。何とか間に合っているうちはいいですが、症状が悪化すると遅れて着くようになります。別に他の人と較べて行動が遅いとか食事に時間がかかるとかトイレの時間が長いとかそういうことはありません。こういう症例はとても厄介です。でも気長に付き合っていけば、原因に突き当たります。そういう兆候が見られる方は、早めの受診をお勧めします。
肇