郡山から磐越東線に乗って、無人の夏井駅に
夏井駅
朝もやけむる夏井駅ホーム
ホームからの風景。立派な桜。
線路脇にも沢山のしだれ桜が見えます
磐越東線時刻表
駅に付設の公衆トイレ
中は、壁が桜色 (当然ながら清潔そのもの)
駅前の案内板
行きたい・見たいところがこんなに・・・
駅前の町並み
歩いて1分のところに
ふくしま緑の百景のひとつ 日本一の大杉、翁媼杉の幟が。
夏井諏訪神社
神社の由来。歴史があります。
鳥居のところには二宮金次郎の像がありました。過去には学校に行けば必ず見られた像でした。
社に向かう参道の正面に 巨大な杉の木が何本も
これが 天然記念物日本一の『翁・媼杉』 (両杉の間から奥の方に神社本殿が見えます)
境内には美しい水芭蕉が沢山咲いていました
翁・媼(おきな・おうな)杉のいわれが書かれています。
な~るほど。 翁杉、媼杉じゃなくてジジ杉・ババ杉と呼ばれて親しまれているんですね。
根元近くで見上げてみると その巨木かげんに圧倒されます
早朝の夏井川千本桜
朝もやに包まれた夏井川沿いの桜
たくさんの鯉のぼりも朝もやに身を任せてまだ眠っているようです
昼間の夏井川と千本桜
夏井川両岸に5kmにわたって延々と桜並木と遊歩道が続きます
遊歩道を花見客が散策
観光客が列をなして 押合い圧し合いして花見している様子はありません
観光客より地元の方がのんびり散策しているのが目立ちます
屋台も少し出ていますが都市部の縁日に出ている方とは少し雰囲気が違います
どこまでも続く 桜並木
長い遊歩道にゴミ箱はありませんが、ゴミは落ちていません。
夏井千本桜直近の小野町湯沢にある『湯沢温泉』
3軒だった温泉旅館は今では2軒ですが元気に営業中 (正面と右側の2軒)
明治から続く温泉旅館の方々は、気さくでとても親切、建物は古くても清潔で料金は格安、温泉は湯量豊富でスベスベ感があり飲用可能な極上湯。
周辺は静かで 川のせせらぎと蛙の鳴き声が心地よく聞こえて癒されます。(標高が500m越えなので、桜は咲いていても早朝は薄氷が張るほど冷えました)
周辺は日本の里山の原風景のような景色が広がっています。
湯沢温泉から夏井駅、その周辺は『桜の町』のような錯覚を覚えさせるように至るところにしだれ桜やソメイヨシノが咲いていて夢の国に来たような雰囲気がありました。
町のお菓子屋さん
桜の町の里山風景
夏井周辺の良いことは 『あまりメジャーではない』ということ。
都内上○公園などの通勤ラッシュみたいな人波に揉まれずにゆっくり・のんびり・穏やかに花見ができます。 綺麗な河と見事な桜に囲まれて花見酒を楽しめます。
花見の名所といわれる場所は数々ありますが、夏井川両岸の桜は見事の一言に尽きます。
子供が奇声を上げて走り回ったり、大声の酔っぱらい、酒臭い遊歩道、ケンカやゴミの山などもなく地元の方には申し訳ないのですが「あまり有名になって欲しくない、このままにして戴きたい」というのが本音です。
本来花見って、夜中や前日のうちに場所取りをして狭い所に沢山の人に囲まれてやるものではない気がします。