黒部ダム
関西電力 扇沢駅
日本唯一最後のトロリーバス 【長野県・扇沢駅】
※関西電力~2017年8月、立山黒部アルペンルートの関電トンネル(黒部ダム~扇沢)で使用しているトロリーバスの車両(300形)を、2019年4月の営業から電気バスに変更すると発表。
トロリーバスは、空中に張られた架線(トロリー線)から電気を受け取って、モーターで走るバス型の鉄道です。見た目はバスですが、日本の法令では「無軌条電車」として鉄道に分類されています。国内では此処しか走っていないので来年からは日本国内では乗ることはできません。
トロリーバスで17分。バスの黒部ダム駅に降りると右方向は200段の急階段、左方は下って展望台へ。
先に上部の展望台コースから向かうと長い200段の昇り階段がありますが後が楽。階段も冷気いっぱいの日陰です。
左方の楽な下りコースを先に選ぶと・・・
上部の全景を見渡せる展望台に行くために 炎天下の中でこちらの1段1段の蹴上が高くて250段程度の昇り階段を進むことになります (涙)
関西電力・黒部ダム
観光放水中。 きれいな虹が見えました
画面左上隅に見える観光客の位置にも放水の飛沫がミストになって降り掛かかってきます。
展望台から見たダムの全景と放水。湾曲状態がよく解ります。
ダムの擁壁。 このコンクリートも60年以上を経過・・・
ダム湖。この奥までずっと続きます。
立山連峰。3000m級の山々が連なって山頂には雪も残っていました。
黒部ダムから黒部ダム駅に向かう通路【富山県・黒部ダム駅】 気温16度のトンネルを歩いてダムから徒歩5分です。
※現場での説明
・黒部ダムは幅492メートル、高さは日本最大の186メートル。
・昭和31(1956)年に着工され、経済成長期の電力需要に応えるため、世界銀行の融資も受けて関電の資本金の5倍に当たる513億円という巨額の総工費を投じて作業員ら171人が殉職しても敢行した「世紀の難工事」は7年の歳月をかけて完成した。
・ダム湖がたたえる水の量は約2億トン。
・放水は観光用のデモンストレーションで、発電用の放水は、長野県側の湖岸にある取水口から取り入れて地下水路を約10キロ下り、完全地下式の黒部川第四発電所(クロヨン)に送られて発電している。
因みに、毎秒10トン放水する観光放水で使う水の量は、発電で使う水量の7分の1ほど。夏の電力需給の逼迫を考えるとその水も発電に回せたら良いが観光収入には替え難いそうです。
4つの発電所で発電量が最大だった時は8.6億キロワット、黒部川全体で1年間なら発電量は約31億kWh。福島第一原発と同じだけ発電するには、あと5つ6つの村を水没させて、生態系を破壊して、300人程度の作業員を殉職させれば可能ではないかとか・・・
関西電力 扇沢駅
日本唯一最後のトロリーバス 【長野県・扇沢駅】
※関西電力~2017年8月、立山黒部アルペンルートの関電トンネル(黒部ダム~扇沢)で使用しているトロリーバスの車両(300形)を、2019年4月の営業から電気バスに変更すると発表。
トロリーバスは、空中に張られた架線(トロリー線)から電気を受け取って、モーターで走るバス型の鉄道です。見た目はバスですが、日本の法令では「無軌条電車」として鉄道に分類されています。国内では此処しか走っていないので来年からは日本国内では乗ることはできません。
トロリーバスで17分。バスの黒部ダム駅に降りると右方向は200段の急階段、左方は下って展望台へ。
先に上部の展望台コースから向かうと長い200段の昇り階段がありますが後が楽。階段も冷気いっぱいの日陰です。
左方の楽な下りコースを先に選ぶと・・・
上部の全景を見渡せる展望台に行くために 炎天下の中でこちらの1段1段の蹴上が高くて250段程度の昇り階段を進むことになります (涙)
関西電力・黒部ダム
観光放水中。 きれいな虹が見えました
画面左上隅に見える観光客の位置にも放水の飛沫がミストになって降り掛かかってきます。
展望台から見たダムの全景と放水。湾曲状態がよく解ります。
ダムの擁壁。 このコンクリートも60年以上を経過・・・
ダム湖。この奥までずっと続きます。
立山連峰。3000m級の山々が連なって山頂には雪も残っていました。
黒部ダムから黒部ダム駅に向かう通路【富山県・黒部ダム駅】 気温16度のトンネルを歩いてダムから徒歩5分です。
※現場での説明
・黒部ダムは幅492メートル、高さは日本最大の186メートル。
・昭和31(1956)年に着工され、経済成長期の電力需要に応えるため、世界銀行の融資も受けて関電の資本金の5倍に当たる513億円という巨額の総工費を投じて作業員ら171人が殉職しても敢行した「世紀の難工事」は7年の歳月をかけて完成した。
・ダム湖がたたえる水の量は約2億トン。
・放水は観光用のデモンストレーションで、発電用の放水は、長野県側の湖岸にある取水口から取り入れて地下水路を約10キロ下り、完全地下式の黒部川第四発電所(クロヨン)に送られて発電している。
因みに、毎秒10トン放水する観光放水で使う水の量は、発電で使う水量の7分の1ほど。夏の電力需給の逼迫を考えるとその水も発電に回せたら良いが観光収入には替え難いそうです。
4つの発電所で発電量が最大だった時は8.6億キロワット、黒部川全体で1年間なら発電量は約31億kWh。福島第一原発と同じだけ発電するには、あと5つ6つの村を水没させて、生態系を破壊して、300人程度の作業員を殉職させれば可能ではないかとか・・・