東横線 あの 『青蛙』 がまだ走っていた

『東海道線』が『湘南電車』の通名であったように東横線電車　『通称・青カエル』

東横からあちこちに身売りされた青ガエルが　熊本県内を走っていたのですが最後の1輌が今月の２月１４日を最後のラストランで絶滅とのニュースに懐かしさと寂しさを感じます。

丸味のある車体に雨蛙色と正面からの顔つきが蛙をイメージさせる電車でした。
今でも自分の中の東横線といえばコレです。
　足元にボディの下部の丸みが感じられ、片開きドアーの下部丸みを足で押さえるイタズラをしたり　少し狭隘な車内と大きな窓が記憶に残ります。ほぼ５分おきに発車して、急行券は不要、７０円で渋谷まで行けたので、ボクシング世界チャンプ 『藤猛』 さんもこの電車で桜木町から渋谷まで通っていました。

湯タンポ
こちらは、たまにしか走っていなかったブリキの湯たんぽにそっくりな東横電車だったので、仲間内では『今日の東横はユタンポだった』などと話のネタにしていた記憶があります。

東横線は高架を走っていたのに台風でも大風・大雨でも殆ど止まることはなく、京浜急行の 『幅広軌道』 『高速走行』 にはかないませんでしたが 『気象による運行停止の少なさ』 は安心・便利でした。