旅 ・ 懐かしいもの探しetc

 旅行はあまり有名ではないところをメインに身勝手な感覚で記述し、武漢ウイルス以降はグチばかり・・・

ゲームソフト開発で年収30億円超えの青年起業家、若手企業主さんなども偉いですけど・・・

2025年03月01日 | その他


ロシアによるウクライナ侵攻開始から3年。ウクライナでは最も残忍な兵器とされる地雷や不発弾が国土の約4分の1を覆い、世界最悪の汚染状況といわれている。
そんな地雷と闘い続けるのが、「日建」の会長・雨宮 清さんだ。雨宮さんは建設重機を改良した地雷除去機を独自開発。

2022年2月24日に始まったロシアによる侵攻では、戦車やミサイルによる総攻撃に加え“核の脅威”まで懸念されるウクライナで、意外な兵器が大きな問題になっていた。

現在の戦況を示す地図。赤色のラインは実際に戦闘が続く地帯で、黄色が地雷に汚染されているエリア。汚染地域は侵攻直後にロシア軍が迫った首都キーウ中心部の間近まで…実に国土の約4分の1に及んでいた。「地雷除去作業員24人が亡くなり、398人が負傷しました」(オリニクさん)。

ウクライナを悩ませているのが地中に埋められた地雷で、そのほとんどを手作業で処理。ロシア軍の侵攻以来、200万個以上とも言われる地雷が仕掛けられたという。

一般市民も地雷により、415人が死亡、982人が負傷している(2025年1月時点 OHCHR調べ)。無差別に被害を増大させる地雷は、「悪魔の兵器」と呼ばれていた。

◆2008年、ガイアは建設重機メーカー「日建」(山梨・南アルプス市)を一代で築き上げた雨宮 清会長(当時61)のもとを訪ねていた。当時の社名は「山梨日立建機」で、建設用の重機の組み立てや販売を行う「日立建機」の子会社だった。

1994年、雨宮さんは「復興には重機が必要になる」と内戦が終わったカンボジアへ。
「右膝の下から足がない老人と出会った。その時に、『カンボジアの人を助けてください』と手を握られた。平和に暮らしている日本人として、こういう人たちを助けないといけない。早く地雷除去することに、日本人として技術者としての使命感を感じた」(雨宮さん)。

当時、カンボジア全土に残された地雷の除去は手作業で行われていたが、時間がかかる上に危険が伴う。雨宮さんが見せてくれた当時のスケッチ図には、本業である建設用重機を改良した地雷除去機が描かれていた。この重機を使って、地中に埋まった地雷を根こそぎ破壊しようというのだ。

こうして完成させたのが、「ロータリーカッタ」と呼ばれ、高速で回転する金属の刃を持つ重機。これで地雷原を掘り起こしていくと、地雷を爆発させて破壊することができる。
 作業員の命を守るため、対戦車用の強力な地雷にも耐えられる強度に。この重機が、地雷除去作業を一変させた。
 雨宮さんの地雷除去機は、今やカンボジアを始め、アフガニスタン、ベトナム、アフリカ各地など、世界11カ国で151台が活躍。しかし開発費に対する国の支援はなく、事業としてはいまだ赤字だ。雨宮さんは「日立建機」から独立した今もなお、本業で穴埋めしながら開発を続けている。

そんな雨宮さんのもとに新たなミッションが。2023年3月21日、ゼレンスキー大統領が、武器を供与できない日本に地雷除去の支援を求めたのだ。

 2024年、再びガイアが「日建」に向かうと、日本政府から依頼を受けた雨宮さんは、ウクライナ向け地雷除去機の製造に取りかかっていた。これまでとは勝手の違う、戦争が続く地域に向けての納入とあり、より丈夫な地雷除去機をつくることに。さまざまな改良を施し、ロータリーカッタを一段と強力にした他、先端部分は用途に合わせて取り換えられるようにした。これでがれきや木など大きき障害物を取り除くことができる。
世界中、手がつけられない状況の中で、日本人としての誇りを持って挑戦したい。できないことをやるのが俺の性分で、やるしかない」。

雨宮さんの思い、そして技術が詰まった地雷除去機を日本政府が12台買い上げ、ウクライナに無償提供することになった。

ウクライナの精鋭たちが集結
7月中旬。ウクライナで地雷除去作業員として最前線の任務にあたっているメンバー総勢14人が来日した。彼らは「日建」の地雷除去機を短期間でマスターするために選ばれた精鋭たちだ。
山梨県にある「日建」本社を訪れたメンバーは、2週間にわたって地雷除去機の取り扱いを学ぶ。

まずは重機がいかに丈夫かという耐爆試験の映像を見てもらうが、「作業員は大丈夫ですか?」との質問が。「世界中に納めた私どもの機械で、ロータリーカッタが壊れた、機械が壊れた、オペレーターに損傷があったということは一回もない」と雨宮さん。

ウクライナは戦争の真っただ中とあり、操縦席は6.6センチの防弾ガラスで守られている。雨宮さんはこれまでの実績や安全性をアピールするが、命懸けの地雷除去作業とあり、彼らがなかなか納得できないのも当然だ。

 今ウクライナでは、ヨーロッパのメーカーが製造したブルドーザータイプの地雷除去機が使われているが、平らなところしか処理できず、森に近づけないという弱点があった
一方、雨宮さんが作った機械は、森の中まで入って地雷を処理できる。

「戦争で地雷汚染が進み、深刻な問題になっている。日本の素晴らしい機械を提供してもらったので、この研修で学ぶことがウクライナの未来にとってとても重要」(イリーナさん)。
この放送が見たい方は「テレ東BIZ」へ!

🔶🔶🔶🔶🔶🔶
目立たないけど、称賛されないけれど、お金に苦労はしているけれど、人のために地道で懸命な努力を続けている人は居るのですね


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 世間の常識から外れた ❝非難❞ | トップ |   

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

その他」カテゴリの最新記事