本日のそうなんだシリーズは、ネットニュースから、
「知っておきたいクルマの燃料の種類と違い」
「軽自動車だから軽油を入れたのですが、動かなくなってしまって……」。
もはや定番になってる感のある「ネタ」ですが、
いまも実際にそういう間違いをされる方がいらっしゃるそうだ。(笑)
ガソリンスタンドで売られている軽油、レギュラー、ハイオク、
そして灯油。
それらはそもそも一体どういうものなのか???
軽油もガソリンも、元々は原油。
それを精製して成分ごとに分離、軽油やガソリンなど
いろいろな油が作られる。
どう分離するかというと、
正確に言うと「炭素数」とか「沸点」とかそういうやつなんですが、
わかりやすくそれは「重さ」。
ざくっと分けますと、
まず一番軽いのは「天然ガス」。
次に軽いのがナフサ、ベンジンとか、ガソリンはこれに含まれます。
その次が灯油・軽油です。
そう、軽油という名前だけどガソリンよりは重い。
ストーブに入れる灯油とかジェット機の燃料とかはこの部分です。
その次に来るのが重油。
この辺りはもうかなりどろっとしていますが、一応液体。
船なんかに使われる大きなディーゼルエンジンとか、
あとボイラーとかに使われるそうだ。
そして最後、一番重い部分が残油と呼ばれるもの。
ここまで来ると半固体、または固体。
潤滑油とか、あとアスファルトとして舗装に使われたりする。
ところでガソリンには、ハイオクとレギュラーがあります。
ハイオクの方が値段も高いし、「ハイオク」っていう名前も
なんとなく強そうだし、これはきっとバンバン燃える
すごい燃料に違いない、なんて思われるかもしれません。
しかし実はハイオクはレギュラーよりも「火がつきにくい」燃料。
一般的な4サイクルのガソリンエンジンの仕組み、
吸気、圧縮、燃焼(爆発)、排気、ですね。
そう、燃料が燃える前に「圧縮」というのがあるんですね。
ガソリンの混ざった空気をエンジンに吸い込んで(吸気)、
それを思いっきり圧縮して、「ここだ!」というタイミングで火をつける。
一般的にはこの圧縮が強いほど、エンジンの力も強くなります。
実は空気というのは圧縮すると温度が上がります。
さらにエンジン自体も熱くなっていますから、あまり圧縮を強くすると
点火する前にガソリンが勝手に燃えてしまうんです。
これが起こるとエンジンから「キン、キン、キン」というような、
ノックするような音がしますので、これをノッキングといいます。
そうなるとエンジンは正しく力を発揮できなくなりますし、
場合によっては無理な力が掛かってエンジンを傷めてしまうことも。
ぐぐっと圧縮されても火がつくのを我慢して、火花が飛んだ瞬間に
一気に燃える。
ハイオクというのはそういう燃料です。
さて、問題の「軽油」です。
軽油というのはディーゼルエンジンに使われます。
ディーゼルエンジンというのはガソリンエンジンよりもさらに圧縮が
強くなっていて、その「ものすごく圧縮されて熱くなった空気」に
軽油を噴射して自然発火させる、というやり方。
ガソリンエンジンと比べて、低い回転で強い力を出すことができるかわり、
強い圧縮に耐えるために頑丈に作る必要があるため、エンジンが重くなる。
近頃ではディーゼルも改良が進んで、ガソリンエンジンと同じように
普通の乗用車にも使われるようになりました。
しかし、排気量やサイズの制約のある軽自動車には、
ディーゼルエンジンは今のところまったく使われていません。
そう、
「軽油で走る軽自動車」というのはいまの世の中には存在しません。
ご存知だった方、
・・・・・ごめんなさい?!(笑)
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「知っておきたいクルマの燃料の種類と違い」
「軽自動車だから軽油を入れたのですが、動かなくなってしまって……」。
もはや定番になってる感のある「ネタ」ですが、
いまも実際にそういう間違いをされる方がいらっしゃるそうだ。(笑)
ガソリンスタンドで売られている軽油、レギュラー、ハイオク、
そして灯油。
それらはそもそも一体どういうものなのか???
軽油もガソリンも、元々は原油。
それを精製して成分ごとに分離、軽油やガソリンなど
いろいろな油が作られる。
どう分離するかというと、
正確に言うと「炭素数」とか「沸点」とかそういうやつなんですが、
わかりやすくそれは「重さ」。
ざくっと分けますと、
まず一番軽いのは「天然ガス」。
次に軽いのがナフサ、ベンジンとか、ガソリンはこれに含まれます。
その次が灯油・軽油です。
そう、軽油という名前だけどガソリンよりは重い。
ストーブに入れる灯油とかジェット機の燃料とかはこの部分です。
その次に来るのが重油。
この辺りはもうかなりどろっとしていますが、一応液体。
船なんかに使われる大きなディーゼルエンジンとか、
あとボイラーとかに使われるそうだ。
そして最後、一番重い部分が残油と呼ばれるもの。
ここまで来ると半固体、または固体。
潤滑油とか、あとアスファルトとして舗装に使われたりする。
ところでガソリンには、ハイオクとレギュラーがあります。
ハイオクの方が値段も高いし、「ハイオク」っていう名前も
なんとなく強そうだし、これはきっとバンバン燃える
すごい燃料に違いない、なんて思われるかもしれません。
しかし実はハイオクはレギュラーよりも「火がつきにくい」燃料。
一般的な4サイクルのガソリンエンジンの仕組み、
吸気、圧縮、燃焼(爆発)、排気、ですね。
そう、燃料が燃える前に「圧縮」というのがあるんですね。
ガソリンの混ざった空気をエンジンに吸い込んで(吸気)、
それを思いっきり圧縮して、「ここだ!」というタイミングで火をつける。
一般的にはこの圧縮が強いほど、エンジンの力も強くなります。
実は空気というのは圧縮すると温度が上がります。
さらにエンジン自体も熱くなっていますから、あまり圧縮を強くすると
点火する前にガソリンが勝手に燃えてしまうんです。
これが起こるとエンジンから「キン、キン、キン」というような、
ノックするような音がしますので、これをノッキングといいます。
そうなるとエンジンは正しく力を発揮できなくなりますし、
場合によっては無理な力が掛かってエンジンを傷めてしまうことも。
ぐぐっと圧縮されても火がつくのを我慢して、火花が飛んだ瞬間に
一気に燃える。
ハイオクというのはそういう燃料です。
さて、問題の「軽油」です。
軽油というのはディーゼルエンジンに使われます。
ディーゼルエンジンというのはガソリンエンジンよりもさらに圧縮が
強くなっていて、その「ものすごく圧縮されて熱くなった空気」に
軽油を噴射して自然発火させる、というやり方。
ガソリンエンジンと比べて、低い回転で強い力を出すことができるかわり、
強い圧縮に耐えるために頑丈に作る必要があるため、エンジンが重くなる。
近頃ではディーゼルも改良が進んで、ガソリンエンジンと同じように
普通の乗用車にも使われるようになりました。
しかし、排気量やサイズの制約のある軽自動車には、
ディーゼルエンジンは今のところまったく使われていません。
そう、
「軽油で走る軽自動車」というのはいまの世の中には存在しません。
ご存知だった方、
・・・・・ごめんなさい?!(笑)
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間違えてしまうと、故障の原因や大きな事故のもとにもなりますから、細心の注意を払わないといけませんね。
ハッハッハ、私も入れたことはありません。(笑)
面白い記事でしたので、ご紹介しました。
はい、軽に軽油はシャレになりません。(笑)
思ってました。
燃えにくい燃料に、高い金出すのは
何だか理に合わない様な・・・。(笑)