al baritono

アマチュア声楽家の独り言 ~ 歌ときどき仕事(笑)

演奏会2題

2011年10月09日 | 演奏会
■8日(土)
「静岡の名手たち」・・オーディション合格者によるコンサート
静岡音楽館AOI

田代門下の声楽家仲間、有賀美聡ちゃんが出演するので聞きに行きました。
この「静岡の名手たち」は、静岡の若手音楽家の登竜門として16回を迎える歴史あるコンテストです。第一回には第一線で活躍中の初鹿野剛さんが合格しています。
出演者は・・
 入川奨:打楽器:「サイド・バイ・サイド」(北爪道夫)
 野田舞:Sax:「「狂詩曲op.108B」(P.クレストン)
 有賀美聡:声楽:「ああ、そはかの人か~花から花へ」
         (ヴェルディ)
 浜松金管5重奏団:フロスト・ファイア(E.エワイゼン)
 岩田豊美:マリンバ:「リベルタンゴ」(E.サミュ)
           「竹林」(安倍圭子)
 望月一平:声楽:「夫としての、父としての、穏やかな喜び」
         (A.C.ゴメス)
 渡辺有夏:声楽:「愛の神よ、私を助けに来ていくれ」
         「貴方の声に心は開く」 (サン=サーンス)
 日比恵三:Vn:「ヴァイオリン協奏曲第1番二短調op.19」
         (S.プロコフィエフ)

たまたまパーカッションの入川君が静岡聖光学院吹奏楽部のOBだったので、懐かしい先生方や知り合いのご父兄の姿もチラホラと。もちろん我が声楽の師匠をはじめ同門の声楽家仲間も数名・・。ヴァイオリンの日比君は4年前の吉田町の第九で掛川オケとハバネラ(カルメン)を共演し、当時まだ高校生ながら艶やかな演奏にびっくりしたものだが、すっかり大人になり一回りも二回りも大きくなった(音楽的に)姿に感動しました。有賀ちゃんも、ホールに負けず堂々としていて、ちょっと嫉妬(笑)
いつか僕もこんな素敵なホールで歌ってみたい!

■9日(日)
日本製紙 New Wave Concert
グランシップ中ホール
第1部 
 第32回静岡県学生音楽コンクール特別賞受賞者による演奏
 山本遙菜(小6):ピアノ:中田喜直「変奏的練習曲」
 寺井理沙(高1):Vn:ブルッフ「バイオリン協奏曲第1番」
 河合雪乃(高2):Fl:イベール「フルート協奏曲」
 齋藤大輝(高3):声楽:ドゥランティ「愛に満ちた処女」
             モーツァルト「訴訟に勝っただと?」

第2部 外山啓介ピアノ・リサイタル
 ワーグナー/リスト編曲:イゾルテの愛の死
 ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番ハ短調「悲愴」
 ベートーヴェン:ピアノソナタ第21番ハ長調
         「ワルトシュタイン」

子供たちは、それは素晴らしい演奏で、当然なことながら年齢なりの幼さもありますが、このような大舞台に物怖じせず堂々としていて将来が楽しみです。

外山さんは将来有望な若手ピアニストとして注目を浴びていますね。流石に繊細で素晴らしい演奏でしたがドイツものが3曲、しかもベートーヴェンが2曲続いたので、演目として少し単調だったのが残念でした。

2日間、注目されている若手ピアニストと、これから音楽家としての道を目指す若い人達の初々しく瑞々しい音楽に触れて、楽しい週末でした。

おじさんも頑張るぞい!(笑)