al baritono

アマチュア声楽家の独り言 ~ 歌ときどき仕事(笑)

MET LiveHDの勧め

2012年05月06日 | オペラ
すっかりご無沙汰ですm(_~_)m

GWは如何お過ごしでしたでしょうか? 私は3日~6日までの4日間。3日は磐田ららぽーとで映画「HOME 愛しの座敷わらし」をみてほんのり(^^ 4日は庭掃除と窓ガラス拭き、ゴーヤの植え付けで1日終わり。そして昨日5日は新宿ピカデリーでMET LiveHDでネトレプコの「マノン」を観てきました。今シーズンも残すところナタリー・デセイの「椿姫」だけです。来シーズンは秋からですが、ヴェルディイヤーとあって好きなタイトルが目白押しです。

さて「マノン」。2011年秋の英国ロイヤルオペラの来日公演で、同じロラン・ペリーの演出でネトレプコを観たので、2度目です。もちろん脇も違いますしオケもマエストロも違いますが、舞台装置も衣装もプリマも同じです。相変わらずネトレプコはネトレプコで、2年前に比べて体格が立派になって以前のセクシーさとは少し違って豊満というか円熟というか(笑)でも相変わらず素敵です。1幕のぽっと出の田舎娘の場面では、ゴージャスさが少し裏目に出ちゃって”あれ?”って感じがしないでもないけど・・(w

マノンといえばネトレプコ、ネトレプコといえばマノンでしたが、今期METのオープニングの「アンナ・ボレーナ」を観てしまった後では、勿論マノンも素晴らしかったのですが、アンナ・ボレーナに比べて・・・まあどちらも凄い高いレベルの話なんですが・・やはり軍配はアンナ・ボレーナ(笑)

2年前は「生」で、今回はスクリーン。確かに音楽としては生が一番ですが、オペラグラスでマノンを追いながら字幕にも目を配り、多重唱では相手役にも視線を移し・・と忙しい想いをしなくてもいいのでじっくりオペラを楽しめます。目の移動が少ないという身体的な負担がありませんから心からオペラに入り込めます。東京文化会館の窮屈な座席に比べてゆったりしたハイバックシート、ゆったり足も組めるし、しかも前下がりなので前席のお客の頭が視界に入らないといい事ずくめなんですが・・。

ただ・・映画館ということで飲食が出来たり、お気軽に観に来られているからか観客のマナーはイマイチです。上映中でもガサゴソと探し物をするご婦人がいたかと思えが、どこからか揚げ物の匂いがしてきたり(爆)

まあ、そんな事を差し引いてもシアターで観るライブ映像は素晴らしく、5万円の「生」と3500円のライブ録画を比べちゃうと圧倒的なコストパフォーマンス!

まあ、METは5~6年に一度の来日ですから、次の来日にも生の舞台を大枚叩いて観ることになると思いますが、ちょっとした欧州の引っ越し公演は、よほど好きな歌手とかでないと大金を払う気がしなくなってきました。なんたって家内と二人で10万ちかく掛かるんですからね(汗;

って訳で、来シーズンはともかく、今年の最後のタイトル「椿姫」もオススメですし、今回は特別にワーグナーの「リング」4部作が一気に再上映されますので、ワーグナー好きにはビッグチャンスです。リングは前々回のMET来日の際、ドミンゴ目当てで「ワルキューレ」を観たのですが、当時はミーハー感覚でオペラを見ていたので、ちっとも面白くなく(汗;)・・何故かというとワルキューレは「リング」の第2話で、全体が解っていない上にいきなり2話だけ見たものですからストーリーが分けわかんなくて・・

今回はディアゴスティー二・オペラコレクションのDVDでしっかり予習した上でリング4部作に挑戦です(^^


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