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中学生

2024-02-29 21:08:17 | 詩や俳句
   視野が広がる
視野が広がる
まじっての木が
田が
畑が
遠く山々が
空が
視野を作っている
するどい手さばきの
こううんした
麦と土の
緑とかっしょくのしまもよう
田と田の区切りの線
畑の麦と草と桑
桑がかすんでらくだ色に
気圧の為に
けむりが横に広がる
灰色になった部落
その上にむらさき色
赤だいだい黄色
空がだんだんすんできて
はてしなく
視野が広がる
    12月27日

   前の木
前の木を切ってしまって
前が良く見える
切られえた木は
ぶこつになった
それでも日あたりが
良くなったからいい
   2月15日

   オートバイ
エンジンをかける
クラッチをにぎる
ギヤを入れる
少しずつクラッチをはなす
少しずつふかす
少しずつ動きはじめる
クラッチを握り
ギヤをいれかえる
スピードが出る
快い風に
好奇心はおどる
   2月15日

   晩冬
朝は雲っていたが
日中少し日がさした
雨が降らない
火事があい次いで起こっている
農作物は水をのみたがっている
枯草の間から
少しずつ初芽が
のびるような気がする
もうじき春になるからだろう
   3月9日


   人間
私の片想いの人
弥生さんは十六歳です
あの子の心に私の心は通じない
あしたはあの子の誕生日
かわいいあの子の誕生日
清くすんだひとみ
はつらつとした容ぼう
現代向きの女性
教養の高い人
私とはにつかない
あゝなんていうことだろう
あゝかなしい
あゝあの人は
・・・・・・・・
   3月9日


免許を取る資格もないのに
乗っていました  時効です



中学生

2024-02-28 18:50:09 | 詩や俳句
   ゆきあう
夕ぐれの様に暗い
中山道に出ようとして新田道を帰ってゆくと
あのひとは自転車をころがす
二人と一緒に帰ってくる
背が低いが私には気がやめる

前の方でするこう運機の音が
うるさくてたまらない
頭ががあーーーーーーうんとする
あゝあのひとと
行きあってしまった
   10月27日


    秋
初霜がおりた
稲わらのぼうずが立ちならび
柿の葉が世界の色を集め
周囲は秋の色に色どろられ始めた
稲こきの発動機も鳥のこえも秋を思わせる
    11月15日


   夕やみ
赤く枯れた道草
田を生化させる麦が
秋を作る稲むらそれ以外の地球では
空のはてから
東から西から
いや
南から北から
夕やみがせまってくる
青い雲の上に
むらさきの雲が
西野空のだいだい色に
すいこまれてゆく
夕方のうるさい中に
今日も一日くれてゆく
     11月17日

  夕方
太陽が秩父北方の
峰に入ろうとして
最後の光をそそいでいる
カミナリ族のオートバイ
ハヤリノコウウンキ
豚のはらのすいた声
そのほかいろいろの音
それに対し
ももの木の私は
鮮やかな色をして
夕ぐれを静かにまっている
    12月12日


お天とう様が障子のすきまから
真北へと光をなげる
おひる前の
小春日よりだ
まっさおな空
それに
力強く太い枝から細い枝へと
直線、かどでこぼこ
いくつも上にのびるそれらの
その上に
清くすんだ赤茶けた葉が
ぼう子をつけたように
弱い風にうたれている
目を細くすると
忠のり桜のようだ
この桃も今は平氏のゆうがな美
もう少しすると
きっと源氏という北風に
蒔けはかないものになるだろう
    12月13日

   らっぱ
新国道をはしる
ゴーゴーという
車の雑音電車の雑音にまじって
プープープとラッパがなる
いつものとおりの十時二十分
航空隊の昼食
ラッパが
いつも々々々日々なる
   12月13日
   

いつものとおりの原文で
誤字、脱字、送り仮名などの
失礼をお許しください


中学生

2024-02-27 21:42:06 | 詩や俳句
    夕暮
もやはたち
天は絵画を思わせ
稲は小さな水たまをつけ
ほとんど風はない
一つの木にあさがおがまきつく
あすの明をまつ
くもはばんごはんをとり
空中に浮いている
かすかにそれをかすめて
白鷺が高く高く夕ぐれの日をまっこうからあび
西に向かって
ただ一羽流れるようにとぶ
ぶたも腹がすいたのか
ブーブーブーと
やっている
    9月1日


   ひとみ瞳
あのこのひとみはすんでいる
あのこの顔は美しい
私の情の見えないひとみ
私を無情する顔
その顔と対めんした
ちょっとこっちをむいた
おおすばらしい!
私のひとみもすんだろう
私の顔はきれいでないが
   9月4日

   緑いっぱい色をつけ
稲は穂を出し
つゆが少しおりた
このなかで私はあのこと
たわむれてみたい
だけど
 ・・・・・・・・・。
    9月4日


   雲
月が出ている
夕暮がせまってきた
雲は岩に水が流れる様に
かがやいている
雲の上はどんなだろう
きっと
地上にない色があるだろう
  9月12日

   
   台風
台風がやってきた
ゆっくりとした足どりで
南の海からやって来た
強い雨緑の弦に打たれる葉は
トタンにあたる雨線は
シ-トにかかる雨は
頭のかんどをにぶらす
   しるすひわからず

桃の花がとぼけてさいた
その中にも雨はあたるた
おれてうずまきも様になった稲
重そうな穂
その上にも雨線をなげる
今日の体育祭も出来ない
雲は厚そうだ
   10月16日


   とんぼ
とんぼが手すりにとまっている
高い尾すきとおる羽を
かたむきかけたお日さまに
てらしながら
東南の方を向いている
少し私だ動いたら
きけんをかんじたのか
パツと空中におどり出た
こんどはお日様の方に顔を向けた
一匹どこからともなくとんできた
目をくりくりさせて
羽を下げてやすんでいる
飛行きよりもすばやい
稲も黄色になったなあ
   10月22日

中学生にしては
漢字が書けていませんがお許しください


中学生

2024-02-26 21:11:37 | 詩や俳句
     台風
台風が南の海からゆっくりと歩いて来た
今は関東平野も荒れそうだ
明方は雨や風がひどかったが 朝食後少しやんだ
それから少し降ったりやんだりしていたが
こんどはひどそうだ ひどくなりそうだ
まわりが黒色になってきて 風が強くなった
雨が少し降った おや 空は明るくなってきた
鷺が低く稲の葉をかすめて 風上にもがいている
また黒雲がやって来た
急にあかるくなった 少し降って来た
まぶしい
葉に大粒の雨があたる
風が強くなり 木々稲田を波だたせる
や々 なんということだろう この中を
飛行機のばく音がきこえて来た
少しずつ暗くなって来るのに比例して
雨がひどく風もひどくなって来た
雨戸や障子が音をたてる
   8月9日


   雲
ちぎれ雲が走って行く
入道雲がむっくりと 空に立っている
いわし雲うすら雲が空にういている
   8月13日


  戦雲
東の空を戦車が走り
南の空から兵が来る
北の空の戦場に
地上までにも及ぶ
軍歌を合唱しながら
入道雲につっこんで行く
血潮がとぶ
兵の動いた所は
すんだ空色が灰色によごれた
休戦になったのか血潮はやんだ
   8月13日

    今日で一年
今日で一年たったっけ
一年前の思い出が
英和辞典の手をやすめ
これにかく指先が
あれから一年たったんだ
同じようにむし暑い
年はくり返されるが
私の心は進歩する
詩を作って進歩する
一年の間には色々おこった
わたしもこれを書いて四十七(付記47作目)
私の進歩も四十七
一年前と同じ様に
稲の緑と畑につつまれた
ここから今日も色々
見える
この自然の中に私の人生を考える
     8月20日

愚作を最後までお読みいただきありがとうございました


中学生

2024-02-25 10:05:32 | 詩や俳句
    夕立
西の空から暗くなってきた
あたり一面風が起こり
人々は一生懸命ものをかたずける
ぶきみな光にとざされる
あっちこっちでピカピカと光る
風がいっそうひどくなった
雲より雨がたれ下がる
大粒の雨が一つ二、三つとパラパラと降る
見るまに風にのった雨が一どに落ちてくる
風、雨が一そうはげしくなる
西から北からだんだんと風向は変わる
風、雨、それにきりのような雨
いなずまは頭の上で光り  
音はおおきくこまくをうつ
畑むこうの家はもう見えない
牛たちはうなだれて静かにしている
道にはごうごうとにごり水が流れ
風、雨、それにかみなりがいっそうひどくなる
すーっと何かにひかれるように小ぶりになると
風はやみ、お天とう様が顔を出す
まだ少しはふっている虹が出ている
雨にぬれた木々は日の光にまぶしく光る
一人二人と畑や田んぼを心配そうにまわっている
トマトの大粒はたおれ田には水が入りすぎ
小さな木は曲げられた
まだ遠くの方でかみなりがなり
又だんだんと雲って来た
七夕に行く人が向こうのの方の道を行く
ぬれてしまった人も多いだろう
     7月7日


    大えんそう会
このごろ毎晩大えんそう会がある
ねていても勉強していても遊んでいても
きこえるこの大えんそう会は
かえるがやっているのです
メロディーもリズムもない
ただ日本中のかえるが一どきに発するのだ
日本の全人口より多くいるかえるが
えんそうするのだ
私の耳には日本中のはきこえない
だが、そこらへんのかえるがふいている
この肉管楽器が平凡になっているのだ
カアカアゲロゲロと色々な音をだして
    7日17日


夕風の青田にゆれる
      ほたるかな
    7月19日


    緑
緑の色は美しい
家のうらの竹
かしの木の葉っぱ
けやき
そこらにある草々
桑の葉
みんな緑だ
なんという緑だろう
疲れいる体を
やすませてくれる
緑だけはいつもきれいだ
    7月22日

 誤字送り仮名など
 たくさんの間違いをお許しください