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中学生

2024-02-23 08:38:59 | 詩や俳句

   雨のふる橋の上

あの人はこどもをせおって

だれかと話をしておりました

あ々 あの声は

わすれたことのない

あの声に

私はそっと目を上げた

自転車にのった

私には気がつかず

だれかと話しておりました

お々 あの顔は

わすれたことのない

あの顔に

こうもりさすあの人は

雨の橋の上に立ってます

私は雨の音をききながら

そっとつぶやくの

「私をわすれないでね」

だけどそれは無理ね

私の心は通じない

はかないこころは

あの人にひかれる

「さようなら」

まだ雨は降っている

   6月10日

 

   つゆ

雨が降る 雨が降る

木々をぬらし道をつつみ

家々をぬらし

水たまりを作り

小川は水をたんたんとたたえ

じめじめした雨は続く

ようやく終わった田植えは

田を緑にそめ

遠くの家々はその色の上に

浮き上がり一色のどんよりした

灰色となしている

   6月29日

 

  私はかなしい

私はかなしい  私はかなしい

思い出がむねをいためる

思い出が 思い出が 私のむねをつく

あのときにあげたかったこの絵葉書を

私はとってしまった

ほんとうは ほんとうは

あげたっかたのに

私は馬鹿だった

これを上げとけば 私という物を

思い出してくれるだろうに

話をしたいばっかりに それを それを

取ってしまった あの人の家の前で

私はかなしい どうすればいいのだろう

思い出がむねをうつ

あ々 私は悲しい

      7月4日

 

   田っころがし

ざぶざぶざあごろごろぷくぷく

田植えが終わって 田っころがし

田に歯車のついたようなのをおして

あっちこっちでやっている

入梅の空は一面にどんよりしているが

人々の心はしんけんに手に力をこめ

足に力をこめ 一歩一歩力強くやっている

きっと 豊作になれるようにと

心に祈りながら

   7月5日    

 

今日は天皇誕生日です

生まれてから3度の天皇誕生日がかわりました

雨が降って寒いです   



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