見出し画像

Log Book

国立西洋美術館 『松方コレクション展』

晴れ!
梅雨に入って、雨っぽくて、
湿度の高い日が続いていましたが、
今日は、気持ちの良い晴れ!

そんな土曜日は、上野の国立西洋美術館で開催中の
『松方コレクション展』に行って来ました。

混んでいるかと思いましたが、平日なので、
まぁまぁな客の入りであるものの、
特に混んでいると言う事はありませんでした。

ただ、今日は、何なんですかね?
中学生?がめっちゃ多かったです。
中学生は、無料だからなぁ(苦笑)
課外授業ですかね?

さて、この国立西洋美術館は、
そもそもフランスから寄贈返還された松方コレクションを
収蔵するために設立された美術館であると言うのは周知の話。
そこで、日本に寄贈返還されなかった作品も含めての
コレクション展と言うのは、中々凄いですね。

それと、会場に入る前に映像コーナーがあるんですが、
そこでの解説に寄れば、松方コレクションは、
1万点にも及んでいたとか!
あぁ、それがすべて日本にあればねぇ。
まぁ、仕方ないのですが、運命とは過酷なものですね。

さて、展示されている作品ですが、そもそも、
上記にも記したように、この国立西洋美術館は、
松方コレクションを収蔵するために設立されたものなので、
これまでも、常設展などでよく目にしていた作品も多数、
この展覧会に展示されています。

モネの《睡蓮》とか、
ルノワールの《アルジェリア風のパリの女たち(ハーレム)》とか、
ルノワールの《防止の女》とか。

そして、フランスから返還されなかった、
あるいは、途中で経済的な事情により売却されてしまった作品では、
ゴッホの《アルルの部屋》とか、
ドガの《マネとマネ婦人像》とか。

それと、ブリジストン美術館でよく目にしていた
マネの《自画像》も、松方コレクションだったんですねぇ。

改めて考えてみると、凄いですよね。
そんな名品がと思うとね。

それと、フランスから寄贈返還されなかった作品以外にも、
ロンドンの倉庫の火事により焼失してしまった作品も900点ほどあるそうです。
なんとも残念です。

そして今回、2016年にルーヴル美術館で発見された
モネの《睡蓮、柳の反映》が、4割ほど失われてしまっているものの、
現存部分が修復後初めて展示されていました。

作品の方は、4割も失われてしまっているので、
失われてしまった部分がかなり目立ちますが、
それをデジタルイメージで復元した映像も、会場の前にありました。
それは、写真撮影可だったので、パチリ。

いまのデジタル技術があるので、失われる前の姿を
映像としてみることが出来る訳ですが、
今ほどデジタル技術が発達していなかった時代は、
どうしていたんでしょうね?
だれか、他人の手によって修復されていたのでしょうかね?
南欧の、イベリア半島にある国で、時々ニュースになるような
大変な出来事にならなくて、良かったです。

展示方法が、敢えてだと思うのですが、どこかのギャラリーみたいに、
上に下に、ぎっしりと展示している展示室もあって、
ちょっと見ずらいと言うか、変な感じにもなりましたが、
これほどのコレクションを、日本人が成し遂げていたと言う事には、
妙な感動を覚えました。

完全なコレクションのまま継承されなかったのは、
なんとも残念ですね。








名称国立西洋美術館開館60周年記念
松方コレクション展
https://artexhibition.jp/matsukata2019/
会期2019年6月11日(火)~2019年9月23日(月・祝)
会場国立西洋美術館
当日観覧料一般1600円、大学生1200円、高校生800円、中学生以下無料
開館時間09:30~17:30
※毎週金・土曜日は21:00まで開館
※入館は、閉館の30分前まで
休館日月曜日(ただし、7月15日(月・祝)、8月12日(月・休)、9月16日(月・祝)、9月23日(月・祝)は開館)
、7月16日(火)
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「美術館・博物館」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事