今日から三菱一号館美術館で開催の
『オルセーのナビ派展』に行ってきました。
初日なので、敢えて、開場してから少し経った頃の時間、
10:30頃の到着。
でも、懸念していたほど込んではいませんでしたね。
“ナビ派”と言うのは、不勉強でよく知らなかったんですが、
時代的には、印象派-新印象派の後くらいでしょうか?
前衛的な芸術を目指した画家たちの集団を示すようですが、
その後のキュビズムとかと比べると、まだまだ理解可能です(笑)
ナビ派には、ゴーガンなどが影響を与えているようです。
そう言えば、ゴーガンっぽい作風の作品も多数ありました。
まず興味深かったのは、ピエール・ボナールの
《 庭の女性たち 白い水玉模様の服を着た女性》
《 庭の女性たち 猫と座る女性》
《 庭の女性たち ショルダー・ケープを着た女性》
《 庭の女性たち 格子柄の服を着た女性》
縦長の作品は、日本の掛け軸の影響を受けていると言われ、
また、描かれている絵画は、浮世絵の影響を受けていると
言われます。
元々この4枚は、屏風として仕立てるつもりで描かれたそうですが、
屏風にはならず、4枚の絵として存在しています。
とは、ポスターにもなっている、
ピエール・ボナール《格子柄のブラウス》でしょうか。
印象派っぽい雰囲気もあります。
ただ、上記の《 庭の女性たち 格子柄の服を着た女性》でも
描かれていますが、女性の衣装が格子柄って、
なんか珍しい気がします。
エドゥアール・ヴュイヤールの
《公園 戯れる少女たち》
《公園 質問》
《公園 子守》
《公園 会話》
《公園 赤い日傘》
も面白いです。
食堂を飾る作品として描かれたそうです。
5枚の別々の作品ですが、並べてみてみると、
ちゃんと繋がっています。
今回も音声ガイドをレンタル。
最初の頃、館長の高橋明也さんは出てきませんでしたが、
最近は、なんか、結構出てきている気がします。
今回も出演されていました。
それと、これは展示物とは関係ないんですが、
展示室内、カーペットが敷かれたようですね。
靴音が響いてうるさかったですから、
これは良いですね。
名称 | オルセーのナビ派展 美の預言者たち ―ささやきとざわめき http://mimt.jp/nabis/ |
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会期 | 2017年2月4日(土)~5月21日(日) |
会場 | 三菱一号館美術館 |
当日観覧料 | 一般1700円、大学・高校生1000円、中・小学生500円 ※3月1日~15日学生無料ウィーク |
開館時間 | 10:00~18:00(祝日を除く金曜、第2水曜、会期最終週平日は20:00まで) ※入館は閉館の30分前まで |
休館日 | 月曜休館 ※但し、2017年3月20日、5月1日、15日は開館 |