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国立西洋美術館 『古代ローマ帝国の遺産』

秋の大型連休、俗に言う“シルバーウィーク”初日は、
上野の国立西洋美術館で今日から開催の
『古代ローマ帝国の遺産』を見に行きました。


映画の初日は良く行くんですが、この手のイベントの初日は初めて。
混んだらイヤなので、9:30a.m.からのところ、9:50a.m.ごろ到着。
ところが、それほど混んでいないんですよねぇ~。
何でかな? まぁ、混んでいないほうがいいんですけど。

今回の展示は、古代ローマ帝国成立の頃の大理石の彫刻類やフレスコ画、
そして、古代ローマ帝国の富の象徴として、悲劇の都市ポンペイからの
出土品などが展示。
その意味では、絵画の展示会と違って、大きな彫刻が展示されてますから
観覧スペースのゆったり目だし、そもそも展示物が大きいので、
人なみの後ろから見ても見えるという話はあります。

イタリア大統領の来日あわせて特別展示として出品が決まった、
《アレッツォのミネルウァ》が見所なんですかね?
結構貴重な展示らしいので、必見です。

また、国立西洋美術館では、企画展の入場券で常設展にも入場できるんですが
(って言うか、だいたい何処の美術館・博物館でも同じだけど)、
常設展も冷やかして見ました。
9月から、常設展も展示物が替わっているみたいですね。
物凄く前は、常設展の展示場が一つのテーマについて展示していたんですが
(例えば、印象派だけとか、そう言う感じ)、
今回行ってみたら、13~14世紀の中世から、現代まで時代毎に分けられて
展示されていました。なので、最初の頃は宗教画が多くて馴染めません(>_<)
時代毎に分けられていても、モネは別に展示されているんですよね。
これって、松方コレクションに依ると言う所が大きい理由なんでしょうか?
それと、前は無かった、彫刻展示室と言うのもありました。
全般的に、展示スペースが物凄く広がっていました。
常設展の目録は2009年9月4日から12月27日までになっているので、
恐らく、年末年始で常設展が入れ替えられるんだと思います。

今回の『古代ローマ帝国の遺産』の開催記念として、
HASHIこと橋村奉臣(はしむら・やすおみ)氏の写真を下にした
ちょっと不思議な感じの展示も常設展奥のところにありました。
まぁ、確実に写真では有るんですが、焼付けをするときに
わざと絵画的に見える処理と言うか、手法で焼付けをしているみたいです。
展示室が暗くて、余り良く見えなかったですが・・・:-p

名称古代ローマ帝国の遺産
-栄光の都ローマと悲劇の街ポンペイ-
http://roma2009.jp/
会期2009年9月19日(土)~12月13日(日)
会場国立西洋美術館
当日観覧料一般1500円、大学生1200円、高校生700円、中学生以下無料
開館時間午前9時30分~午後5時30分(金曜日は午後8時)
入館は閉館の30分前まで
休館日月曜休館
(ただし、9月21日、10月12日、11月23日は開館、
10月13日(火)、11月24日(火)は休館)
主催国立西洋美術館、東京新聞、NHK
後援外務省、文化庁、イタリア大使館
問い合わせハローダイヤル 03-5777-8600
巡回情報2010年1月6日(水)~3月22日(月・振替休日)愛知県美術館
2010年4月10日(土)~6月13日(日)〔予定〕青森県立美術館
2010年7月3日(土)~8月22日(日)〔予定〕北海道立近代美術館

コメント一覧

ポン太
西洋美術館行きました
http://blog.goo.ne.jp/tanuki3goo
20日に私も行ってきました。

私はポンペイの壁画のバーチャル映像がとても
刺激的で感動しました。人口1万人のうち8割は前日までに避難していて、火山の被害にあった人は2千人ほどだったと歴史家の記述にあるそうですがこんなに高い文化を持った人々が亡くなられたとはお気の毒に思いました。
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