六本木のサントリー美術館&国立新美術館で開催されている
「巨匠ピカソ展」に行って来ました。
サントリー美術館側は「魂のポートレート」と言うサブタイトル、
国立新美術館側は「愛と創造の奇跡」と言うサブタイトルが、
それぞれ付いています。
サントリー美術館をたっぷりと堪能した後、国立新美術館に向かいます。
これは、国立新美術館からの六本木ヒルズ。
今回は、行っていません。
国立新美術館側の展示は、サントリー美術館と同じように
時系列の展示ではありますが、シュルレアリスムの作品が多いように感じました。
これは、『ドラ・マールの肖像』と言う作品。
まぁ、まだドコが顔で、ドコが体かわかりますが(苦笑)。
ところで、作品数は、サントリー美術館側が約60点であるのに対し、
こちらは約170点。
また、絵画だけではなく、彫刻も多数展示されていました。
(サントリー側にも、彫刻はあります。)
これは、彫刻と言って良いんでしょうか?
『バイオリン』だそうです。
触られないようにするためか、壁の上の方に展示されていました。
でも、その割には、直ぐ手元にも彫刻が展示されていたりもして、
意図が良くわからないです。
さて、ちょっと驚いたのが、この『朝鮮の虐殺』と言う作品。
1951年の作品です。朝鮮戦争の悲劇を描いたものらしいのですが、
ゲルニカと言い、この作品といい、ピカソは、晩年になると、
こう言う政治的メッセージのある作品を描いているみたいですね。
個人的には、サントリー美術館の展示の方が、良かったです。
どちらも、時系列的に展示されてはいるんですが、
サントリー美術館の展示だと、ピカソの画風が、
どのように変遷して行ったのかが、良くわかりました。
いやぁ、それでもピカソは難しいですね。
もう少し普通の作品のほうが、私には向いているかも。
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展覧会名 | 「巨匠ピカソ 愛と創造の奇跡」 http://www.asahi.com/picasso/ |
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会期 | 2008年10月4日(土)~12月14日(日) |
会場 | 国立新美術館 |
観覧料(国立新美術館単館券) | 一般1500円、学生1200円、高校生800円、中学生以下無料 |
観覧料ピカソ割引(当日券は観覧券提示で割引適用) | 会期中は一方の館の「巨匠ピカソ」展の観覧券(半券可)をもう一方の館の券売所で提示すると、割引価格(200円引き)が適用 |
開館時間 | 午前10時~午後6時、毎週金曜日は午後8時まで(入館は閉館の30分前まで) |
休館日 | 毎週火曜日 |
問い合わせ | ハローダイヤル 03-5777-8600 |
主催 | 国立新美術館、朝日新聞社、テレビ朝日 |
後援 | フランス大使館 |
企画 | パリ・国立ピカソ美術館 |