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出光美術館 『江戸の琳派芸術』

昨日(2017/09/16)の土曜日は、
シアタークリエに観劇に行く前に出光美術館。
昨日(2017/09/16)から開幕の
『江戸の琳派芸術』を見てきました。

シアタークリエの予定は、18:00からだったので、
めっちゃ時間を調整して、午後からの出没です。

今回展示される作品は、
主に酒井抱一と鈴木其一の二人のもの。
尾形光琳じゃないのね。
光琳は、キッチリしたイメージだけど、
抱一は、少し崩した感じがするのは気のせいでしょうか?
逆に、だから親しみやすいともいうのかもしれないけど。

見どころ・・・と言うか、私が興味をもったのは、
まずは、《風神雷神図屏風》。
風神雷神図屏風と言えば、俵屋宗達、尾形光琳があるわけですが、
酒井抱一のものも、それはそれで、良いですね。

そして、《八ツ橋図屏風》
これは、尾形光琳も描いていたのを
酒井抱一が翻案したと言う事ですよね。

《風神雷神図屏風》は、光琳と抱一の違いがあまりわからないですが、
こちらの《八ツ橋図屏風》は、光琳と抱一で燕子花の数が違うそうです。
確かに、並べると、パッと見で違いが判りますね。
ところで、この八ツ橋って、どこの橋?
仙洞御所に、角が八つあるので八ツ橋と呼ばれる
橋があるんですが、これなのかな?
もっとも、屏風には角は6つしかないので、
八ツ橋にはなって無いですけどね:-p

あと「これはシブイ」と思ったのが、
抱一の《秋草図屏風》
“秋草図屏風”と言っても、同じタイトルの作品が、
複数あるようですが、私がシブイと思ったのは、
屏風の地の色が、黒っぽいもの。
もしかして、銀地の銀が参加して黒くなったんですかね?
それにしても、金屏風のように、キラキラ光る屏風は、
数多ありますが、こう言う非常にしまったものは初めて見ました。

そういう意味では、やっぱり抱一の《紅白梅図屏風》も見事。
金地の白梅と、銀地の紅梅の対の屏風なのですが、
銀地に紅梅が、これもなんともシブイ。

あとは、これも抱一の《青楓朱楓図屏風》ですかねぇ。
最初、「朱楓きれいだなぁ。」と思っていたんですが、
見ているうちに青楓の方が、涼しげでよく思えてきました。
青紅葉と言うやつですかね?

いやぁ、中々良いものを見させてもらいました。
其一の作品もあったのですが、まとめてみたら、
なんか、抱一のものにばかり目を引かれてしまいましたね。








名称江戸の琳派芸術
会期2017年9月16日(土)~11月5日(日)
会場出光美術館
当日観覧料一般1000円、大学・高校生700円、中学生以下無料
開館時間10:00~17:00(毎週金曜日は10:00~19:00)
※入館は閉館の30分前まで
休館日毎週月曜日
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