やっと(?)12月っぽく気温が下がって、
どんよりとした空模様の日曜日ですが、
三井記念美術館で開催中の『国宝 雪松図と明治天皇への献茶』に
行って来ました。
国宝が展示されるので、混むかなぁと思っていたんですが、
完全に杞憂でした。
むしろ、いつもよりも空いていました。
年末なので、皆さん、お忙しいのでしょうか??
見どころなのは、もちろん!、展覧会のタイトルにもなっている、
円山応挙の《雪松図屏風》ですね。
雪が被った松を描いただけの、どちらかと言うとシンプルな屏風ですが、
そのシンプルさが良いんでしょうね。
“国宝”と言えば、もう一つ展示されていて、こちらは茶碗です。
志野茶碗の《銘卯花墻》
この茶碗は、なんどか見た事があります。
って言うか、この三井記念美術館では、茶室「如庵」を再現した
展示室で、結構いつでも見ることが出来るような気がします。
茶碗と言えば、樂長次郎による黒樂茶碗の《銘メントリ》!
樂には赤樂もあって、この展覧会にも展示されていましたが、
やっぱり、黒樂では無いのかと思います。
なんとも吸い込まれる様な黒の茶碗はなんとも素晴らしいです。
その他、数多くの作品が展示されていたんですが、
いつも驚かされるんですが、そのほとんどが、
旧三井家が所有していたと言う事。
一口に“三井家”と言っても、いろいろ分家筋もあって、
一つでは無いんですが、それでも三井一族と言う意味合いでは、
“三井”の名がつく一族で、
これだけの銘品の多くを持っていたと言う事ですよねぇ。
旧財閥って、なんだか凄いな。
名称 | 国宝 雪松図と明治天皇への献茶 |
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会期 | 2019年12月14日(土)~2020年01月30日(木) |
会場 | 三井記念美術館 |
当日観覧料 | 一般1000円、大学生・高校生500円、中学生以下無料 |
開館時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 月曜日、2020年1月14日(火)、2020年1月26日(日)、年末年始2019年12月27日(金)~2020年1月3日(金) ※ただし、1月13日(月・祝)、1月27日(月)は開館 |