皇嗣殿下のお誕生日に続き12月1日は、敬宮殿下の22歳のお誕生日です。まだまだ童女の面差しを残しながらも益々生ける平安美人にお成りです。
栗原玉葉《童女図》
まことに目出度いことです。
でもお誕生日の撮影の時に両陛下がいらっしゃったと聞いた時にはシロガネは心底驚きました・・・・。
22歳の姫宮の撮影にお付き添いに成られる両陛下、三人一組でなければ、駄目なのでしょうか??
現在最古と言われる百人一首の写本を『素手』で触りながらページをめくられるお姿は・・・・
浅見松江画
・・・・流石に天皇陛下の愛娘であられる皇女様だと思い、恐れいりました。
追記
春日野さんから指摘がありまして、古典類は素手で触るのは当たり前だと言うことです。確かにそうです。
江戸時代初期に御水尾天皇によって制作されたという『源氏物語絵巻』も素手でさわって開いています。
しかし一方・・・・伝 豊臣秀吉筆『源氏物語のおこり』では手袋をはめています。
ちなみに敬宮様が読まれていた最古の百人一首の写本は室町時代中期の書写本です。
・・・・確か秋篠宮両殿下と悠仁親王殿下が長崎県を訪問されたときに、博物館で若宮様が展示物を素手で触った時に何故そんな事をするのかと、えらくバッシングを受けられました。では、敬宮様の今度の行動はどうなのでしょう?
若宮様と同じくご両親の見ている前で、貝殻とは比較にならない、重要文化財級の草子を素手でめくられる二十歳を過ぎた敬宮様がなさる行動を両陛下はどう思われているのでしょう。謎です。しかし・・・・
若宮様と同じくご両親の見ている前で、貝殻とは比較にならない、重要文化財級の草子を素手でめくられる二十歳を過ぎた敬宮様がなさる行動を両陛下はどう思われているのでしょう。謎です。しかし・・・・
草子をご覧になる姿はまさに源氏物語絵巻そのもの。お着物姿だったらさぞかし雅さが一段と勝ったことでしょう。惜しいことです。
早く敬宮殿下の美しい振袖姿を拝見したいものです。
にこやかに『むし双六の和歌』をご覧になる敬宮様。
にこやかに『むし双六の和歌』をご覧になる敬宮様。
ところで聞き慣れない『むし双六の和歌』とはなんでしょうか?
『むし双六の和歌』
宮内庁の説明を簡単に書けば・・・・十五夜の頃、神楽岡に棲む様々な虫や動物たちが禁裏の御庭に集い、和歌を詠み合う創作物語を、双六に仕立てたもの。古典や和歌の造詣の深い宮中の人たちが楽しんだ雅な双六。
生き物ものを扱った御伽の草子の典型。
あらすじ・・・・葉月の半ばの月の美しい晩、ある人が神楽岡に詣でた所、様々な虫のなかに松虫と鈴虫の嘆きの声が聞こえた。
「神楽岡に長く棲みながら、ただ啼きあかし、時に大宮人の沓の音に驚き、ともすれば童の虫籠に入れられ憂き目に逢う。玉敷の御庭や玉虫への憧れは募るばかり。この思いを誰か届けてくれないだろうか」
折しも空行く雁が飛来、キリギスの協力によって松虫鈴虫たちの願いは託される。雁の詠歌を宮人が聞きつけ、やがてお上より、今宵吉田の神楽岡なる虫の音を聞こし召したい旨の仰せがあった。立ち帰った雁からこれを伝え聞いた松虫鈴虫は大喜び。多くの供奉の虫たちと共に御所の御庭をを目指す。そのうちに狸は鼓を打ち狐は狐火で道を照らし一行はとうとう賀茂川を渡り清涼殿の御庭にたどり着く。和歌のお題は『池月久明』。まず、虫たちはさまざまな鳴き声を上げてる。その後、池のカエルを筆頭に面々は様々な和歌を詠み合い、御代の久しきを言祝ぐのであった。
~池和田 有紀氏の解説より~
双六には46個のマスがあり、それぞれのなかには物語に登場する虫や動物たちが生き生きと描かれている。マスの一つ一つには、名称が付けられ、賽の目に応じたマスの移動先が示され「飛び双六」のルールで進むことが分かる。典雅な趣向を凝らした他に類例のない珍しい双六との事です。
《むし双六》
前日に皇嗣殿下のお誕生日にお祝いにお出になられた敬宮殿下。
この時のヘアバンドが変だとか、ハチマキみたいとか言われています。でも・・・・
令和4年の歌会始の儀で、三笠宮信子妃殿下が同じようなヘアバンドを頭に身に付けるていらっしゃいます。形状は同じものでしょう。
シロガネが気になったのは、バンドに付けている、お花。最初は薔薇かと思ったら椿のようです。
最近とみに皇后陛下に似てこられたと、もっぱらの評判らしい・・・・敬宮殿下。どうなのでしょう??
お鼻は似ているのは確かにでしょうが・・・・ご容赦は似ているとは思えません。
栗原玉葉《お三輪》
平成バブルな皇后様と昭和な薫り漂う敬宮様では違います。
夜になり・・・・
仙洞御所へご挨拶へ行かれる敬宮様。
最近と言うわけではありませんが、敬宮様の『ご優秀』伝説がますますヒートアップしているように感じます。いずれ聖徳太子伝説のようになってしまうのではないかと、案じています。
幻想。
現実は単独公務は後回し。学業優先に殿方との恋にとお忙しい日常をお過ごしの敬宮様です。
『少女A』
上目遣いに 盗んで見ている
蒼いあなたの視線がまぶしいわ
思わせぶりに 口唇ぬらし
きっかけくらいは こっちでつくってあげる
いわゆる普通の17歳だわ
女の子のことを知らなすぎるの あなた
早熟なのは しかたないけど
似たようなことを 誰でもしているのよ
じれったい じれったい
何歳に見えても 私 誰でも
じれったい じれったい
私よ 私よ 関係ないわ
特別じゃない どこにもいるわ
ワ・タ・シ少女A
頬づえついて あなたを想えば
胸の高鳴り 微笑みつくる
黄昏れ時は 少女を大人に変える
素肌と心は 一つじゃないのね
ルージュのくちびる かすかに震えているわ
他人が言うほど ドライじゃないの
本当は 臆病 分かってほしいのあなた
栗原玉葉 口絵《のどか》