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シロガネの草子

この花は何の花?・・・・薔薇でした。


ベトナム国家主席ご夫妻が来日されました。皇嗣両殿下がベトナムに行かれて半年も経たないうちに国家主席ご夫妻が両陛下に会いに来られるとは・・・・余程皇嗣両殿下のお姿に感銘を受け、その上にいらっしゃる天皇皇后両陛下はどれ程の御方か、実物を拝見したいと、思われても、当然なことでしょう。


(着物を見慣れているシロガネですが、さして皇后陛下のお着物姿には感銘を受けませんが・・・・勿論着物をお召し頂くのは素晴らしいのですが。肩幅が厳つい皇后様は留袖よりも振袖の方が合うのではないかと思っております)

・・・・でも実際会って見れば・・・・弛み、緩みの目立つ両陛下で、驚かれたでしょうね。夫人が皇后様と会って緊張感が無くなったとか言われたとか・・・・皇嗣両殿下の辺り払うような高貴なオーラを感じながらの対面。


妃殿下の隙の無い美しく神々しい着物姿での対面はさぞや夫人は緊張しきりだったでしょう。


神々しいながらも愛らしさもある美しい皇嗣妃殿下ですが、それよりも身位はうえの皇后陛下に逢うのですから、国家主席夫人といえども最初はとても緊張していたと思います。でも実際の皇后様は・・・・


ゲゲゲの皇后様でしたから、拍子抜けしたのではないでしょうか?


「ふんだ。紀子よりもわたくの方が綺麗なんだから」

淡いグリーン地に貝桶と草子に秋草を描いたおそらく新調の訪問着を御召しになられて、張り切って御出ましの料亭『令和』の女将・・・・じゃなくって令和の皇后陛下。



「まぁまぁわたくしと会ってしかたないけど、そう固くならず」


「ケーケケケ・・・・ようこしょ、いらっしゃいました~~」


皇后様の訪問着もとても素晴らしいですが、夫人のアオザイの裾模様が日本風で心憎いお気遣いです。

やはりこちらの方がお着物が見えやすくていいです。


午餐会には皇嗣両殿下も。


「ねぇ紀子。どう?わたくしの方が着物は似合うでしょ。着付けも完璧😃✌️ですもん」

その言葉を聞いて皇嗣妃殿下をじっと見つめる天皇陛下と皇嗣殿下。


「あら?あなたも随分とめかし込んでいるようだけど、テレビじゃ全然写らないでしょうね。本当に可哀想ーーケケケ・・・・」


「ドヤ」


「ドヤさ」


今くるよさん
「どやさ!」


シロガネの下らない妄想はさておき、皇嗣妃殿下のお着物が全然映らなくって、どんな着物なのかと、分からない、知りたい人もいるでしょう。

僅かに映る背の部分の花模様から推察するのに、多分この着物をお召しになられていらっるのではないかと思います。


平成30年(2018)の秋の園遊会


この時の皇后様。
「ほら~~わてし、もうすぐ皇后ーーになるの。ほ~~ら手下ども付いてらっしゃい」

・・・・黄色のお着物に同色のハンドバッグなんて?!高度なオシャレセンスですね。


「わてし日本女子の頂点になるのよ」


「ケーーケケケ」


平成最後の秋の園遊会で召されたクリーム色地に何かの花を全面に描いた訪問着を召された妃殿下。


何の花なのか、分かりません。どなたか教えて下さい。

・・・・その後シロガネが何時も見ている『憂国の花束』さんからコメントを頂きまして・・・・


・・・・薔薇ではないかと教えて頂きました。又皇室の着物に詳しいブログでは、つる薔薇でないかと。こちらの訪問着はかなり以前からお召しになられています。

平成17年(2005)の秋の園遊会



平成7年(1995)の秋の園遊会



午餐会の時に妃殿下がお召しなられた訪問着はそれで間違いないと思います。

この前も同じでしたが、同じ訪問着を二十代から五十代まで誰と気付かずとも、さらりと召されるとは流石だなと思いました。


栗原玉葉《題名不詳》

まことに奥ゆかしいお方です。

平成3年(1992)に紅葉と菊の訪問着をお召しの紀子妃殿下。26歳。こちらの紅葉の訪問着も長~~く愛用されていらっしゃいます。



平成30年(2018)にオランダをお一人で訪問された妃殿下52歳。前の動画では初々しい妃殿下もオランダでは堂々とされています。皇室で様々な経験を学んだ結果ですね。


栗原玉葉《題名不詳》

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コメント一覧

abcdefghij
如意さんどうぞご遠慮なくお使い下さい。如意さんの記事、とても楽しみにしております。
如意
シロガネの草子さま
お返事ありがとうございます。
紀子さまのツルバラの着物の画像をお借りして記事を書くことをお許しいただけませんでしょうか。
夜更けにアップする予定です。
abcdefghij
彩夏さんおはようございます。今回のことで秋にも薔薇は咲くものだと分かり勉強になりました。仰る通り、妃殿下に相応しい小さな秋薔薇の可憐さが、妃殿下に良くお似合いで素晴らしいご趣味の良いお着物だと、見ております。

華やかな着物を誰に遠慮なさらず、どんどんお召しになって頂きたいですと願っています。
abcdefghij
玉藻前さんおはようございます。皇后様のお着物は確かに高級品なのは間違いないのですが、昔からつまらないな~~と思いながら見ています。

着物に関心がないのかなと、思って見ていました。着物を楽しんでいない、ご自分独自のセンスというものがない。そつなく選んでいらっしゃるようですが、ただそれだけですね。
彩夏
薔薇は4月や5月に咲くので夏の季語ですが、秋、涼しくなって再び咲くのを秋薔薇といいます。二度目なので、花はちょっと小さいのですがそこがまたなんか可愛らしい〜また香りが強く、そのいろんな香りを楽しむようです。小さな秋薔薇だとしたら紀子さまにふさわしいですね🌹
玉藻前
こんばんは。着物と植物どちらも知らないことばかりで勉強になります。
ありがとうございます。

紀子さまは本当によく着物がお似合いですね。
雅子さまもそれなりの一級品をお召しだと思うのですが、季節やエピソードなど全く想起させてくださらないのが凄いです。
もう、裸でいいのではないかしら。
それとお腹の上で手を組む所作が気になります。
ご本人はお淑やかな風を装っているのだと思います。
小笠原流礼法は武家の礼法なので、皇室の方々にはそぐわないのかもしれませんが手は真っ直ぐ両脇に下ろすのでは?
前で組む場合は右手が中で左手で包む形が正しいのではと思います。
が、雅子さまはいつも逆です。
機会があれば相手に危害を与えるというメッセージだとか。
abcdefghij
如意さんこんばんわ。いつもブログを拝見してシロガネの方が余程勉強させて頂いています。

紀子妃殿下のお着物は、皇室の着物に詳しいブログでは、つるバラではないかと、書かれていまして薔薇が秋に咲くのかと、いまいちイメージがなく、別の秋に咲く花ではないかと思っておりました。

最初は桜だと思っていましたが、秋に桜は咲きませんね。お恥ずかしいです。

やはり如意さんの推察通り、薔薇なのでしょう。若々しい素晴らしい薔薇の訪問着をお召しの皇嗣妃殿下がキチンと映像に映らないのは、宮内庁の怠慢です。全く廊下でもいいからもっとキチンと映るように工夫して欲しいです。
如意
こんばんは
いつも勉強させていただいています。
雅子さま、紀子さまの着物の大きな画像を出していただき、たっぷりと鑑賞することが出来ました。ありがとうございます。
紀子さまが同じお着物を20代から50代まで違和感なく着こなされているのには感動しました。秋篠宮家は紀子さまの目配りがしっかりしているせいか、眞子さん、佳子さまの着物も洋服も良く手入れされていて、いつまでもまるで仕立て下ろしのように綺麗で、こちらも感心しています。
今回の昼食会で紀子さまお召しになられた着物に描かれた花はバラではないでしょうか。
パッと見、薔薇、と思って、念のため”薔薇” ”イラスト”で検索しましたら、似たように意匠化された薔薇のイラストが何点か出てきました。
違っていたらお許しください。
梅の花
シロガネ様、早速ありがとうございます!お陰様でまた勉強になりました(^^)お着物の世界は,人が着るまでたくさんの方々が携わっているのですね。感慨深いものがあります。皇族の皆様には,ぜひたくさんお着物姿を披露して頂いて,日本の素晴らしい伝統の美を世界に広めて頂きたいです。また色々教えてください!
今後とも宜しくお願い致します♡
abcdefghij
寒くなってきました。梅の花さんもくれぐれもお体を大切になさって下さい。
abcdefghij
梅の花さん初めまして。帯締めの房は普通に締めるとそうなるそうなるようです。佳子内親王殿下の振袖も同じです。『欲望という名の園遊会』でかなり下の画像に内親王殿下が横に向かれた時に帯締めの房は同じになっています。

皇后様のは恐らく紙ではないでしょう。組み紐かと。お着物を召される時、帯と帯締めの組み紐の色の合わせ具合等確認なさるでしょうから。
梅の花
シロガネ様、初めまして。いつもブログの更新を楽しみにして,読ませて頂いております。お着物のことや日本画のことなど,大変勉強になることが多く,貴重な学びの機会を頂きまして,本当に有り難うございます。
ところで、今回の皇后の着物の写真ですが(1枚目),よく見ると帯留の紐?でしょうか,買った時に着いてる紙が付いています。また,脇の方からフサが覗いてます。お気付きでしたか?着付け師さんの小さな反乱でしょうか?凄く気になっております。
すっかり真冬の寒さになりましたね。どうかお身体温かくしてお過ごし下さい。これからも,どうぞ宜しくお願い致します!
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