伊藤小波 《観楓美人の図》
久しぶりに美人画を集めてみました。主に明治期から大正期の女流画家が中心です。まだまだ途中ですが、絵巻物と思いご覧下さい。ふかぶか(●´ω｀●)。
今回は、池田蕉園、河崎蘭香、そしてお馴染みの栗原玉葉の三人の女流画家の絵を、一まとめにしてみました 。この三人に共通するのは、将来を嘱望されながら、三人共に、大正期に若くして世を去った事です。
池田蕉園、結婚前は榊原蕉園は上村松園と島成園と並んで“三園”と言われた程、早くから絵の才能を発揮しました。しかし池田蕉園は大正６年１２月１日に結核の為亡くなりました。享年３１歳。
若くして亡くなった蕉園の絵の多くは
「松園の絵は嫌やねん。蕉園の絵の方が好きや」
と、言ったとかで昭和のキャバレ―王と言われた福富太朗氏のコレクションに多数所持されております。
池田蕉園 《秋苑》
池田蕉園 《蝶の横笛》
池田蕉園 《虫の音》
池田蕉園 《摘草》
池田蕉園 《姉妹》
池田蕉園 《夢の跡》
池田蕉園 《なつ蒼夜》
池田蕉園 《宴の暇》
池田蕉園 《宴の暇》
池田蕉園 《秋の思ひ出》
池田蕉園 《春流》
池田蕉園 《美人図》
池田蕉園 《さつき》
池田蕉園 《春に待つ》
池田蕉園 《桜》
池田蕉園
池田蕉園 《ひととき》
池田蕉園 《七夕》
池田蕉園 《かへり路》
戦前の絵葉書
池田蕉園 《少女観桜》
池田蕉園 《蛍》
池田蕉園 《夕くれ》
池田蕉園 《秋思》
池田蕉園 《こぞのけふ其の１》
池田蕉園 《こぞのけふ其の２》
池田蕉園 《夢》
池田蕉園 《中幕の後》
池田蕉園
池田蕉園・口絵 《窓》
池田蕉園・口絵 《おくり物》
池田蕉園・口絵 《春待つ心》
池田蕉園
シロガネは最近迄全く知らなかった愛媛県出身の河崎蘭香は女性にしか書けない美人図を追及しました。
在る雑誌で
『美人画には、構想や画題が、雄大とか祟高とかと云う風のやかましいものでは、とても成功しないようで御座います。女はどこどこ迄もしとやかで、あどけなくて、愛情に富んでいる事が長所ですから、美人を書いても、その点発揮させなければ、ほんとうのものは出ません。」
「ほんとうのもの」の美人画を探究し続けた蘭香でしたが、大正７年３月１２に亡くなりました。享年３７歳。
河崎蘭香 《美人乃図》
河崎蘭香 《美人乃図》
河崎蘭香
河崎蘭香 《花の便り》
河崎蘭香 《ひなまつり》
河崎蘭香 《小女春遊図》
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河崎蘭香 《小女春遊図》
河崎蘭香 《美人観桜図》
河崎蘭香 《桜花美人図》
河崎蘭香 《和楽之図》
河崎蘭香
河崎蘭香 《霜月１５日》
河崎蘭香 《御代の花》
河崎蘭香 ・口絵《花のあやめ》
河崎蘭香 ・口絵《花のゆくへ》
河崎蘭香 ・口絵《月見草》
河崎蘭香 ・口絵《慰問袋》
栗原玉葉はかつては西の松園か東の玉葉かと言われておりましたが、近年ではすっかり忘れさらておりました。しかし玉葉の出身地の長崎から図録等が発売されて、シロガネの知るところになりました。
長崎県立美術館に玉葉のポストカ―ドが発売されていると知ったシロガネは長崎県立美術館に電話してカ―ドを購入しました。その時係員さんが
「あっ玉葉さんですね」
と、親しみを込めて言われていたのが印象に残っております。
玉葉は大正１１年にリュウマチから心臓病へ合併症を引き起こしその為、その年の９月９日３９歳でその生涯を閉じたのでした。
翌年が関東大震災ですからかなりの作品が失われたのではないでしょうか。
栗原玉葉 《朝妻桜》
栗原玉葉
栗原玉葉 《童女図》
栗原玉葉 《縄暖簾行く春》
栗原玉葉 《舞扇図》
栗原玉葉 《お七》
栗原玉葉 《お染》
栗原玉葉 《秋草美人図》
栗原玉葉
栗原玉葉 《お夏の思い》
栗原玉葉 《お夏狂乱》
栗原玉葉 《解脱尼》
栗原玉葉 《王朝女房図屏風》
栗原玉葉 《立姿美人図》
栗原玉葉 《秋の夜》
栗原玉葉 《うたたね》
栗原玉葉 《聴鶯図》
栗原玉葉 《噂のぬし》
栗原玉葉 《夕》
栗原玉葉 《おさなどち》
下図
栗原玉葉 《お約束》
栗原玉葉 《春のゆくへ》
栗原玉葉
栗原玉葉
栗原玉葉 《美人図》
栗原玉葉 《さすらひ》
栗原玉葉 《巡礼お鶴》
栗原玉葉 《童女図》
栗原玉葉 《手鞠図》
栗原玉葉 《化粧》
栗原玉葉 《春宵》
