競馬の過去レース回顧録

競馬過去の重賞レースの結果や回顧録をご紹介します。

2019年NHKマイルCの結果、払い戻し、レース振り返り

2020-04-15 10:42:02 | 競馬レース結果
1着:アドマイヤマーズ
勝ちタイム:1:32.4
ラップ:12.0 - 10.4 - 11.5 - 11.9 - 12.0 - 11.3 - 11.3 - 12.0
テン:4F 45.8 - 3F 33.9
上がり:4F 46.6 - 3F 34.6
NHKマイルCは、3歳の最強マイラーを決める戦いとして、非常に注目度が高いレースとなっています。今後も活躍するであろう、実力馬たちがひしめき合い、毎年各世代の熱い対決を見ることが出来ます。
特に2019年のNHKマイルCは、桜花賞をレコードタイムで圧勝したグランアレグリアと、朝日杯FSでグランアレグリアに勝利した経験があるアドマイヤマーズの二強となっており、オッズではグランアレグリアが1.5倍の1番人気、アドマイヤマーズが4.3倍の2番人気となりました。
この記事では2019年に開催されたNHKマイルCのレース結果、払戻し、レース振り返りをしていきたいと思います。

結果


2019年NHKマイルCのレース結果は以下のようになりました。
1着:アドマイヤマーズ(Mデムーロ)
2着:ケイデンスコール(石橋脩)
3着:カテドラル(アヴド)
4着:ダノンチェイサー(川田将雅)
5着:グランアレグリア(ルメール)
6着:ヴァルディゼール(北村友一)
7着:ハッピーアワー(吉田隼人)
8着:トオヤリトセイト(福永祐一)
9着:ワイドファラオ(内田博幸)
10着:グルーヴィット(D.レーン)
11着:マイネルフラップ(松岡正海)
12着:プールヴィル(秋山真一)
13着:ファンタジスト(武豊)
14着:クリノガウディー(藤岡佑介)
15着:ヴィッテルスバッハ(戸崎圭太)
16着:イベリス(浜中俊)
17着:ミッキーブラック(岩田康誠)
18着:ロードグラディオ(大野拓弥)
三歳の最強マイラーを決める戦いは2番人気のアドマイヤマーズに軍配が上がりました。ダントツの1番人気になっていたグランアレグリアは、桜花賞の時のような爆発力は無く、直線でもなかなか前に出ることが出来ませんでした。さらに、直線で斜行をしたとして、降着となりました。
2着には14番人気のケイデンスコール、3着には7番人気のカテドラルが入ったことで、かなり荒れた決着となり、三連単では40万円を超える払い戻しが記録されています。
以下では払い戻しについてご紹介していきたいと思います。

払い戻し


1番人気のグランアレグリアが着外になったこと、2,3着には下位人気のケイデンスコールと、カテドラルが入ったことでかなり荒れた結果となっています。
単勝:17(430円)
複勝:17(210円)、18(1,270円)、10(750円)
枠連:8-8(6,440円)
馬連:17-18(17,200円)
馬単:17-18(22,440円)
ワイド:17-18(3,480円)、10-17(1,840円)、10-18(12,620円)
3連複:10-17-18(97,390円)
3連単:17-18-10(410,680円)
NHKマイルCは、1番人気の勝率は高くはなく波乱の結果になることが多い傾向にあります。2019年でもかなり荒れた結果で三連単で40万円を超える払い戻しとなっていますが、2013年には123万円となっており予想が難しいレースでもありますね。
また、外枠が強い傾向にあり、馬群に飲まれずにしっかりと前に出やすい位置にいる競走馬が直線で伸びる印象が強いレースでもあります。8枠の3着内率も非常に高くなっています。

レース振り返り


全体的に縦長の展開となった2019年のNHKマイルCを振り返ってみましょう。
先行・逃げの脚質の競走馬は少なかったですが、4番のイベリスが鼻を切り、逃げが予想されていた12番のワイドファラオは先頭集団の少し後ろに付ける展開になりました。
1番人気のグランアレグリアは、5番手の位置につけ絶好のポディション。内側を回ることが出来ていましたが、最終カーブではなかなか加速していきません。
一方、2番人気のアドマイヤマーズは、スタートこそ後方からになりましたが、最終コーナーに差し掛かる時にエンジンがかかり、グングン競走馬を追い抜いていきます。
大外を回ることにはなりましたが、直線に入った時には前が開けた状態。残り200mからスピードをさらに上げ一気に先頭に立ちました。
かなり固まった状態で直線に入ったので、前が開かなかった競走馬はチャンスを逃す展開になっていましたね。さらに、東京競馬場は直線が長いので、しっかりと伸びてきた3頭が上位に入ったイメージがあります。

まとめ

2019年のNHKマイルCは、ダントツ1番人気だったグランアレグリアが飛んだことと、下位人気馬の好走があった為、かなり荒れた払い戻しとなりました。
グランアレグリアの勝利を予想する人が多かったですが、まさかの不発でしたね。やはりNHKマイルCは何か魔物が住んでいるのかもしれません。今後も上位人気の馬を信頼するのは危険と言えるでしょう。2020年のどれだけ下位人気馬の好走を見抜けるかがカギとなるのではないでしょうか?