競馬の過去レース回顧録

競馬過去の重賞レースの結果や回顧録をご紹介します。

2019年安田記念の結果、払い戻し、レース振り返り

2020-04-30 13:11:15 | 競馬レース結果
1着:インディチャンプ
勝ちタイム:1:30.9
ラップ:12.2 - 10.9 - 11.4 - 11.3 - 11.2 - 11.1 - 11.2 - 11.6
テン:4F 45.8 - 3F 34.5
上がり:4F 45.1 - 3F 33.9
春のマイル王者を決めるG1レース安田記念。2019年は牝馬クラシック三冠を達成し、G1レース5連勝中だったアーモンドアイが出走したことでも大きな注目を集めました。
アーモンドアイは単勝オッズ1.7倍で当然のように1番人気となりましたが、惜しくも3着に敗れてしまいましたが、その理由にはスタート直後のトラブルもあり、まさかの結果に。
アーモンドアイの他にも、2018年の安田記念の覇者モズアスコットや、金鯱賞・マイラーズCと連勝をし勢いに乗るダノンプレミアム、重賞を3つ勝利していたアエロリットなどが集結し、トップクラスのレースが展開されていきました。
この記事では2019年に開催された安田記念のレース結果、払戻し、レース振り返りをしていきたいと思います。
結果

2019年安田記念のレース結果は以下のようになりました。固い決着では決まらない傾向にある安田記念ですが、2019年では少し波乱の展開になりましたね。アーモンドアイが勝つという予想が多かっただけに、馬券が外れた人も少なくなかったのではないでしょうか。
1着:インディチャンプ(福永祐一)
2着:アエロリット(戸崎圭太)
3着:アーモンドアイ(Cルメール)
4着:グァンチャーレ(松岡正海)
5着:サングレーザー(岩田康誠)
6着:モズアスコット(坂井瑠星)
7着:ケイアイノーテック(幸英明)
8着:ステルヴィオ(Dレーン)
9着:ロジクライ(武豊)
10着:ペルシアンナイト(Mデムーロ)
11着:サクラアンプルール(横山典弘)
12着:ロードクエスト(石川裕紀)
13着:スマートオーディン(池添謙一)
14着:フィアーノロマーノ(北村友一)
15着:エントシャイデン(田辺裕信)
16着:ダノンプレミアム(川田将雅)
先行で前目に付けていた5番のインディチャンプが見事な勝利を収めました。さらに逃げていた1番のアエロリットが2着、後方からのレースになったアーモンドアイが3着という結果でした。
2番人気に推されていたダノンプレミアムはまさかの最下位となり、思ったような競馬が出来ずに終わってしまいましたね。
以下では払い戻しについてご紹介していきたいと思います。
払い戻し

4番人気、3番人気、1番人気の決着となり、三連複では低いオッズとなりましたが、三連単では437,2倍のオッズが記録されています。
単勝:5(1,920円)
複勝:5(290円)、2(240円)、14(110円)
枠連:1-3(4,010円)
馬連:2-5(5,670円)
馬単:5-2(13,660円)
ワイド:2-5(1,460円)、5-14(600円)、2-14(470円)
3連複:2-5-14(3,690円)
3連単:5-2-14(43,720円)
1,3番人気が絡んだこともあり、三連複ではそこまで大きな配当とはならなかったものの、三連単では437,2倍のオッズがつきました。
過去の傾向を見ると、下位人気馬の好走も目立っており、大きな配当になることが多いですが、2019年ではやや荒れの結果となりました。馬単でも万馬券を超えているのは美味しい結果だったのではないでしょうか。
レース振り返り
それでは2019年の安田記念を振り返っていきましょう。
2019年の安田記念と言えばやはりスタート直後。大外の16番ロジクライが急激に内へと切り込んだ為、アーモンドアイやダノンプレミアムがずるずると後退することになり、いきなりハンデを背負った状態からのスタートとなりました。
逆に、何の影響も受けずにスルスルと前に行ったのが、2番のアエロリットと6番のグァンチャーレ、そして5番のインディチャンプでした。
この3頭は最内をロスなく走ることが出来ていましたね。逆に後方になった人気馬たちは外側を走る展開に。
そのままの構図で最終コーナーを回っていきます。ロスなく回れていたアエロリット、グァンチャーレの2頭が抜け出して行きますが少し後ろにいたインディチャンプが一気に加速していきます。
1番人気のアーモンドアイは、直線に入っても全く前が開かず前方になかなか抜け出すことが出来ません。しかし、残り200mの位置から一気にスピードを上げていきますが、あと少し届かず。
直線に入ってた時の位置取りが命運を分ける結果となりましたね。流石にアーモンドアイは後ろ過ぎでした。スタート直後のトラブルがなかったら歴史は変わっていたかもしれませんね。
直線が長い東京競馬場ですが、最近では高速馬場の影響もあり差しが決まりにくくなっています。どれだけ道中で良い位置に付けることが出来るのかがカギとなるのではないでしょうか。
まとめ
2019年の安田記念はG1レース6連勝を賭けたアーモンドアイが出走したことで大きな注目を集めましたね。
毎年のように波乱の結果になっているので、ある程度下位人気馬にも目を配る必要があるレースでもあると思います。
先行・逃げで自分の走りが出来る状態であれば、馬券に絡ませても良いのかもしれませんね。

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2019年日本ダービーの結果、払い戻し、レース振り返り

2020-04-23 09:54:03 | 競馬レース結果
1着:ロジャーバローズ
勝ちタイム:2:22.6
ラップ:12.7 - 10.7 - 11.4 - 11.4 - 11.6 - 12.0 - 12.3 - 12.4 - 12.2 - 12.0 - 11.9 - 12.0
テン:4F 46.2 - 3F 34.8
上がり:4F 48.1 - 3F 35.9
3歳牡馬クラシックの1つのレースでもあり、日本のG1レースの中でもトップクラスの人気を誇るレースでもあるのが日本ダービー。G1レースと言えば?と言う質問に対し、ダービーと答える人も少なくないと思います。
2019年は、新馬戦から連勝を重ねて三歳クラシックの最初のレース皐月賞を勝利したサートゥルナーリア、皐月賞では惜しくも2着だったヴェロックス、そして皐月賞3着で重賞勝利もしていたダノンキングリーなどが集結し、舞台を中山から東京競馬場に移し再び激突することになりました。
この記事では2019年に開催された日本ダービーのレース結果、払戻し、レース振り返りをしていきたいと思います。
結果

2019年日本ダービーのレース結果は以下のようになりました。1番人気の勝率も高いレースではありましたが、前年の2018年は大荒れの結果となり、三連単では285万円の払い戻しを記録していましたが、果たして2019年はどのような結果だったのでしょうか。
1着:ロジャーバローズ(浜中俊)
2着:ダノンキングリー(戸崎圭太)
3着:ヴェロックス(川田将雅)
4着:サートゥルナーリア(Dレーン)
5着:ニシノデイジー(勝浦正樹)
6着:クラージュゲリエ(三浦皇成)
7着:ランフォザローゼス(福永祐一)
8着:レッドジェニアル(酒井学)
9着:タガノディアマンテ(田辺裕信)
10着:メイショウテンゲン(武豊)
11着:マイネルサーパス(丹内祐次)
12着:エメラルファイト(石川裕紀)
13着:ナイママ(柴田大知)
14着:ヴィント(竹之下智)
15着:リオンリオン(横山武史)
16着:シュヴァルツリーゼ(石橋脩)
17着:サトノルークス(池添謙一)
18着:アドマイヤジャスタ(Mデムーロ)
単勝オッズが1.6倍でダントツの1番人気となっていたサートゥルナーリアがまさかの4着。単勝オッズ93.1倍の12番人気のロジャーバローズが2019年の日本ダービーを制しました。
鞍上した浜中俊騎手は、日本ダービー初勝利となりダービージョッキーの仲間入りを果たしました。3番人気のダノンキングリーが2着、2番人気のヴェロックスが3着になり、皐月賞で熱戦を繰り広げた3頭の争いはダノンキングリーに軍配が挙がる形となりましたね。
サートゥルナーリアの着外は予想外でしたが、それだけ日本ダービーを勝つことは簡単ではないという事ですね。前走のG2レース京都新聞杯で2着になっていたロジャーバローズは、実力はありましたし、大逃げをした15番のリオンリオンにペースを崩されることもなく、自分の競馬を出来た結果なのではないでしょうか。
以下では払い戻しについてご紹介していきたいと思います。
払い戻し

1番人気馬のサートゥルナーリアが着外になったこと、12番人気のロジャーバローズが勝利したこともあり、大きな配当となりました。
単勝:1(9,310円)
複勝:1(930円)、7(210円)、13(190円)
枠連:1-4(7,150円)
馬連:1-7(11,200円)
馬単:1-7(47,090円)
ワイド:1-7(1,990円)、1-13(2,280円)、7-13(380円)
3連複:1-7-13(12,050円)
3連単:1-7-13(199,060円)
2,3番人気が絡んだこともあり、三連複ではそこまで大きな配当とはならなかったものの、三連単では1990.6倍のオッズがつきました。
実力馬が集まるだけに、毎年それなりのオッズがつく傾向にありますね。しかし、上人気馬で決着することも珍しいことではないので、2019年は荒れた方と言えるのではないでしょうか。
1着になったロジャーバローズですが、なんとレコードタイムも叩き出しており、実力の高さは完全に証明出来ましたね。しかし、残念ながらこの日本ダービーで引退することが発表され、種牡馬となることが決まりました。今後はロジャーバローズ産駒の競走馬が活躍することを願っています。
レース振り返り
それでは2019年の日本ダービーを振り返っていきましょう。
逃げが予想されていたのは1番のロジャーバローズと15番のリオンリオンですが、スタートと同時に真っ先に先頭に立ったのはリオンリオンでした。
一気に他の馬を付き放し独走状態。リオンリオンの大逃げでレースが進んでいきます。ロジャーバローズは、リオンリオンから10馬身ほど離れた位置にいましたが、そのロジャーバローズですら3番手を大きく付き放していました。
他の競走馬はしっかりと脚を溜める展開に。最終コーナーに向けてグングン加速していきますが、リオンリオンとロジャーバローズはまだ前方。直線に入るとロジャーバローズがリオンリオンを早々にかわし先頭に立つと、そのまま加速を続けていきます。
1番人気のサートゥルナーリアは大外を回ることを余儀なくされ、直線に入っても前方とは大きな差がありました。自慢のスピードで一気に追い抜いて行きますが、前を捕らえることが出来ませんでした。
2着になったダノンキングリーはロジャーバローズにかなり迫りましたが、結局かわせず。リオンリオンは直線では力を出すことは出来ませんでしたが、全体に前残りになった印象があります。直線に入った時にどれだけ前にいることが出来たのかが勝敗を分けたと思います。
まとめ
2019年日本ダービーは、12番人気のロジャーバローズがレコードタイムで勝利するという結果でした。直線が長い東京競馬場ですが、後方の馬は前に迫ることが出来ずに敗北したレースでしたね。2020年も先行・逃げ馬に注目してみてはいかがでしょうか。

2019年オークスの結果、払い戻し、レース振り返り

2020-04-22 15:08:53 | 競馬レース結果
1着:ラヴズオンリーユー
勝ちタイム:2:22.8
ラップ:12.5 - 10.9 - 11.7 - 11.9 - 12.1 - 12.2 - 12.3 - 12.2 - 11.7 - 11.4 - 11.6 - 12.3
テン:4F 47.0 - 3F 35.1
上がり:4F 47.0 - 3F 35.3
オークス(優駿牝馬)は3歳牝馬クラシックの2戦目となっており、桜花賞・秋華賞よりも長い2400mのレースとなる為、スタミナも要求されるタフなレースです。
過去には、シーザリオ、ブエナビスタ、アパパネ、ジェンティルドンナ、アーモンドアイなど、数々の名馬が勝利をしてきた伝統的なレースでもあります。桜花賞を勝利したグランアレグリアは出走を回避し、NHKマイルCへの出走となった為、この世代での牝馬三冠は不可能となりましたが、1着になったラヴズオンリーユーやクロノジェネシス、ダノンファンタジー、コントラチェックなど実力馬が集結しました。
この記事では2019年に開催されたオークスのレース結果、払戻し、レース振り返りをしていきたいと思います。

結果

2019年オークスのレース結果は以下のようになりました。1番人気のラヴズオンリーユーが勝利しましたが、1番人気のとは言ってもオッズは4.0倍とダントツではありませんでした。2番人気のクロノジェネシスが単勝オッズ4.1倍で2番人気だったので、2頭の争いにも注目が集まっていましたね。
1着:ラヴズオンリーユー(Mデムーロ)
2着:カレンブーケドール(津村明秀)
3着:クロノジェネシス(北村友一)
4着:ウィクトーリア(戸崎圭太)
5着:ダノンファンタジー(川田将雅)
6着:シャドウディーヴァ(岩田康誠)
7着:シェーングランツ(武豊)
8着:アクアミラビリス(藤岡佑介)
9着:コントラチェック(Dレーン)
10着:フィリアプーラ(丸山元気)
11着:エールヴォア(松山弘平)
12着:シゲルピンクダイヤ(和田竜二)
13着:ウインゼノビア(松岡正海)
14着:ジョディー(武藤雅)
15着:ビーチサンバ(福永祐一)
16着:フェアリーポルカ(幸英明)
17着:メイショウショウブ(池添謙一)
18着:ノーワン(坂井瑠星)
1番人気と2番人気馬の3着内率が非常に高く、固い決着になる傾向のオークスですが、2019年も1番人気のラヴズオンリーユーが見事な勝利を収めました。ラヴズオンリーユーはデビューが遅く重賞初挑戦でしたが、新馬戦から4連勝となり実力の高さを証明しましたね。
他のオークス馬と同じように、名馬と呼ばれる日がいつか来るのではないでしょうか?今後の活躍にも期待できる競走馬だと思います。
以下では払い戻しについてご紹介していきたいと思います。

払い戻し

1番人気のラヴズオンリーユーが勝利し、3着には2番人気のクロノジェネシスが入った為、順当な結果にも見えますが、2着になったカレンブーケドールが12番人気となっており、三連単では1799,6倍のオッズがつきました。
単勝:13(400円)
複勝:13(200円)、10(1,400円)、2(170円)
枠連:5-7(8,420円)
馬連:10-13(25,140円)
馬単:13-10(28,210円)
ワイド:10-13(6,430円)、2-13(470円)、2-10(4,960円)
3連複:2-10-13(28,240円)
3連単:13-10-2(179,960円)
過去の傾向を見ると上位人気馬2頭と中人気馬1頭での決着が多く、そこまで高い配当とはなっていませんでした。しかし、上記でも説明したように2着に12番人気のカレンブーケドールが入り、馬連でも万馬券を超えるオッズになっており、三連単では18万円近い配当が記録されましたね。
カレンブーケドールは新馬戦は2着でしたが、その後も好走を続けていたので12番人気は少し低い評価だったのかもしれませんね。その後も活躍をしているので、今後も注目の1頭だと思います。

レース振り返り


2019年のオークのレースを振り返っていきましょう。
レース展開は予想通り1番のジョディー、3番のコントラチェックが逃げを選択し、レースを引っ張っていきます。
道中は縦長になりましたが、先行争いが激しく逃げた2頭の後方はかなりまとまっていました。外を回る馬も多く、直線に入る時にも固まって突入していきます。
1着になったラヴズオンリーユーも外を回っていきましたが、直線に入った時にはしっかりと前が開いている状態でした。
最終コーナーを回ってきて最も反応が良かったのが2着になったカレンブーケドールです。直線に入ると一気に先頭に立ち粘り続けます。
しかし、残り200m手間から一気にラヴズオンリーユーが加速し、カレンブーケドールに並んでいき、完全に2頭の一騎打ちとなったのです。
最終的にはラヴズオンリーユーがアタマ差で勝利しましたが、カレンブーケドールもかなり惜しかったですね。
3着になったクロノジェネシスも内をスムーズに走り抜け、直線での手ごたえも悪くはなかったのですが、最後の一伸びが足りず。
道中で脚をしっかり溜めたラヴズオンリーユー、最終的コーナーからの手ごたえが抜群だったカレンブーケドール、内を回りロスなく走ったクロノジェネシスと言う感じでした。

まとめ

2019年のオークスは見事ラヴズオンリーユーが勝利しました。新馬戦、500万下、リステッドを勝利していましたが、重賞初参戦という事もあり、不安要素も多かったですが、かなり強い勝ち方でしたね。
2着になったカレンブーケドールも非常に良い走りを見せてくれたと思います。12番人気とオッズはかなり高かったですが、実力を見抜くことが出来ていれば的中も難しくはなかったのではないでしょうか。
2020年も注目馬が多いですが、まずは桜花賞の結果に注目していきたいですね。

2020年の競馬情報をもっと知りたい方はこちら。

2019年ヴィクトリアマイルの結果、払い戻し、レース振り返り

2020-04-16 11:21:51 | 競馬レース結果
1着:ノームコア
勝ちタイム:1:33.5
ラップ:12.3 - 10.6 - 10.8 - 11.1 - 11.3 - 11.2 - 11.5 - 11.7
テン:4F 44.8 - 3F 33.7
上がり:4F 45.7 - 3F 34.4
春の4歳以上牝馬の頂上決戦となるヴィクトリアマイル。単勝5番人気以下の競走馬が勝つことが多いレースでもあり、毎年のように高額な払い戻しが記録されているレースです。
4歳以上とは言え4歳馬の活躍が目立ち、2019年での4歳の競走馬が多く出走しました。1番人気は3歳牝馬クラシックでも好走をしていたラッキーライラックでしたが、それでも単勝のオッズは4.3倍と人気はかなりばらけた状態に。混戦を制した5番人気ノームコアが勝利出来たのはなぜなのか。
この記事では2019年に開催されたヴィクトリアマイルのレース結果、払戻し、レース振り返りをしていきたいと思います。

結果


2019年ヴィクトリアマイルのレース結果は以下のようになりました。例年通り順当な結果ではなく、かなり荒れたレース結果となっています。
1着:ノームコア(レーン)
2着:プリモシーン(福永)
3着:クロコスミア(戸崎圭)
4着:ラッキーライラック(石橋脩)
5着:アエロリット(横山典)
6着:ミエノサクシード(川島)
7着:サウンドキアラ(田辺)
8着:ミッキーチャーム(川田)
9着:ソウルスターリング(武豊)
10着:レッツゴードンキ(岩田康)
11着:レッドオルガ(北村友)
12着:デンコウアンジュ(柴田善)
13着:サトノワルキューレ(内田博)
14着:アマルフィコースト(坂井)
15着:フロンテアクイーン(三浦)
16着:ワントゥワン(中谷)
17着:メイショウオワラ(秋山)
18着:カンタービレ(Mデムーロ)
4歳以上牝馬の最強を決める春の戦いは5番人気のノームコアが制しました。また、2着には4番人気のプリモシーン、3着には11番人気のクロコスミアが入り、三連単では1,750倍のオッズがつき、2019年も荒れた決着。1番人気のラッキーライラックは惜しくも4着、2番人気のアエロリットは5着となち、実力が高い競走馬でも勝ち切るのが難しいレースだと再認識しましたね。
以下では払い戻しについてご紹介していきたいと思います。

払い戻し


1番人気のラッキーライラックが着外になったこと、11番人気のクロコスミアが3着に入ったことで高額な払い戻しが記録されています。
単勝:4(940円)
複勝:4(350円)、9(250円)、3(670円)
枠連:2-5(2,900円)
馬連:4-9(3,700円)
馬単:4-9(7,670円)
ワイド:4-9(1,410円)、3-4(4,040円)、3-9(3,150円)
3連複:3-4-9(35,490円)
3連単:4-9-3(175,040円)
ヴィクトリアマイルは上位人気馬の大敗、下位人気馬の好走が目立つレースでもあり、10番人気以下の競走馬の3着内率も高く、予想が難しいレースでもあります。三連単を小数点で狙うことは難しいですが、幅広く買っても予想以上の配当がつくことも珍しいことではありません。
2015年では、5番人気-12番人気-18番人気で決着し、三連単では2000万円を超える払い戻しを記録。これはJRAの三連単高額払い戻しランキングでも5位の結果となっており、一攫千金の可能性が高いレースであります。2020年も上位人気馬を完全に信用することは危険かもしれませんね、下位人気馬の好走を見抜くことが出来れば、回収率を一気に上げることが出来る可能性もあります。

レース振り返り


レースがスタートすると、内枠の先行馬1番のアマルフィコースト、3番のクロコスミアが勢いよく飛び出していきますが、唯一の逃げ馬11番のアエロリットが予想通り鼻を切って先導する形になりました。
アエロリットは直線が長い東京競馬場でどれだけ粘れるかが注目の展開でした。結果的には残り50mくらいの地点で1~4着に入った4頭にかわされてしまいましたが、もう少し粘れていればと言う結果でしたね。もしもう少し内枠に入っていれば結果は変わって来ていたかもしれません。
では、直線で一気に伸びてきた4頭に注目してみましょう。道中では、3番のクロコスミアは前方に位置取りし、内を悠々と走り逃げたアエロリットをいつでも捉えることが出来る場所につけ、残りの3頭は中団に待機する形となっていました。
後方の馬、大外を回された馬は上手く力を発揮できなかった結果でした。前を捕らえることが出来る位置、直線に入った時に前が開いている位置、この2つが重要なポイントとなったのではないでしょうか。勝利したノームコアは、しっかりと道中で脚を溜め、直線で爆発させることが出来たのが勝因でしたね。
1番人気のラッキーライラックも位置は悪くなかったですが、思ったように伸びなかったですね。レースの展開と位置取りが鍵を握っており、展開次第では下位人気馬にもチャンスがあるというのが顕著に表れたレースだったと思います。
まとめ
2019年に限らず、ヴィクトリアマイルは毎年荒れる傾向にあります。振り返ってみると、直線が長い東京競馬場の特徴を最大限に活かすことが出来た馬が好走していたのではないでしょうか。
混戦が続いているヴィクトリアマイルの馬券を取る為には、しっかりと展開の予測を立ててスムーズに直線に入ることが出来る競走馬を見抜くことが重要になるので、2020年の予想には是非役立てて欲しいと思います。


2019年NHKマイルCの結果、払い戻し、レース振り返り

2020-04-15 10:42:02 | 競馬レース結果
1着:アドマイヤマーズ
勝ちタイム:1:32.4
ラップ:12.0 - 10.4 - 11.5 - 11.9 - 12.0 - 11.3 - 11.3 - 12.0
テン:4F 45.8 - 3F 33.9
上がり:4F 46.6 - 3F 34.6
NHKマイルCは、3歳の最強マイラーを決める戦いとして、非常に注目度が高いレースとなっています。今後も活躍するであろう、実力馬たちがひしめき合い、毎年各世代の熱い対決を見ることが出来ます。
特に2019年のNHKマイルCは、桜花賞をレコードタイムで圧勝したグランアレグリアと、朝日杯FSでグランアレグリアに勝利した経験があるアドマイヤマーズの二強となっており、オッズではグランアレグリアが1.5倍の1番人気、アドマイヤマーズが4.3倍の2番人気となりました。
この記事では2019年に開催されたNHKマイルCのレース結果、払戻し、レース振り返りをしていきたいと思います。

結果


2019年NHKマイルCのレース結果は以下のようになりました。
1着:アドマイヤマーズ(Mデムーロ)
2着:ケイデンスコール(石橋脩)
3着:カテドラル(アヴド)
4着:ダノンチェイサー(川田将雅)
5着:グランアレグリア(ルメール)
6着:ヴァルディゼール(北村友一)
7着:ハッピーアワー(吉田隼人)
8着:トオヤリトセイト(福永祐一)
9着:ワイドファラオ(内田博幸)
10着:グルーヴィット(D.レーン)
11着:マイネルフラップ(松岡正海)
12着:プールヴィル(秋山真一)
13着:ファンタジスト(武豊)
14着:クリノガウディー(藤岡佑介)
15着:ヴィッテルスバッハ(戸崎圭太)
16着:イベリス(浜中俊)
17着:ミッキーブラック(岩田康誠)
18着:ロードグラディオ(大野拓弥)
三歳の最強マイラーを決める戦いは2番人気のアドマイヤマーズに軍配が上がりました。ダントツの1番人気になっていたグランアレグリアは、桜花賞の時のような爆発力は無く、直線でもなかなか前に出ることが出来ませんでした。さらに、直線で斜行をしたとして、降着となりました。
2着には14番人気のケイデンスコール、3着には7番人気のカテドラルが入ったことで、かなり荒れた決着となり、三連単では40万円を超える払い戻しが記録されています。
以下では払い戻しについてご紹介していきたいと思います。

払い戻し


1番人気のグランアレグリアが着外になったこと、2,3着には下位人気のケイデンスコールと、カテドラルが入ったことでかなり荒れた結果となっています。
単勝:17(430円)
複勝:17(210円)、18(1,270円)、10(750円)
枠連:8-8(6,440円)
馬連:17-18(17,200円)
馬単:17-18(22,440円)
ワイド:17-18(3,480円)、10-17(1,840円)、10-18(12,620円)
3連複:10-17-18(97,390円)
3連単:17-18-10(410,680円)
NHKマイルCは、1番人気の勝率は高くはなく波乱の結果になることが多い傾向にあります。2019年でもかなり荒れた結果で三連単で40万円を超える払い戻しとなっていますが、2013年には123万円となっており予想が難しいレースでもありますね。
また、外枠が強い傾向にあり、馬群に飲まれずにしっかりと前に出やすい位置にいる競走馬が直線で伸びる印象が強いレースでもあります。8枠の3着内率も非常に高くなっています。

レース振り返り


全体的に縦長の展開となった2019年のNHKマイルCを振り返ってみましょう。
先行・逃げの脚質の競走馬は少なかったですが、4番のイベリスが鼻を切り、逃げが予想されていた12番のワイドファラオは先頭集団の少し後ろに付ける展開になりました。
1番人気のグランアレグリアは、5番手の位置につけ絶好のポディション。内側を回ることが出来ていましたが、最終カーブではなかなか加速していきません。
一方、2番人気のアドマイヤマーズは、スタートこそ後方からになりましたが、最終コーナーに差し掛かる時にエンジンがかかり、グングン競走馬を追い抜いていきます。
大外を回ることにはなりましたが、直線に入った時には前が開けた状態。残り200mからスピードをさらに上げ一気に先頭に立ちました。
かなり固まった状態で直線に入ったので、前が開かなかった競走馬はチャンスを逃す展開になっていましたね。さらに、東京競馬場は直線が長いので、しっかりと伸びてきた3頭が上位に入ったイメージがあります。

まとめ

2019年のNHKマイルCは、ダントツ1番人気だったグランアレグリアが飛んだことと、下位人気馬の好走があった為、かなり荒れた払い戻しとなりました。
グランアレグリアの勝利を予想する人が多かったですが、まさかの不発でしたね。やはりNHKマイルCは何か魔物が住んでいるのかもしれません。今後も上位人気の馬を信頼するのは危険と言えるでしょう。2020年のどれだけ下位人気馬の好走を見抜けるかがカギとなるのではないでしょうか?