aCappella好き♪

ソロと、大勢と。

本番に向けて、地道に努力しております!
実行委員をしているガラコンサートの市民合唱団。
当日どれだけの人が来るのか?は別として
申し込みだけは80名を超え
ちゃんと「大合唱団」くらいになってきた。

実はこれまで、なにかと面倒くさいことが勃発し
「うわああああああーーーーもう!」と
投げ出したくなることもあった。
・・・けど、諸先輩方の一生懸命な姿を前に
とにかく、終わるまではがんばろうと決めてた。


指揮は、私が所属する混声合唱団のセンセで
元教師、だから教えるのはとってもお上手。
混声練習の時の緊張した厳しさは影を潜め
おもしろおかしく、飛んだり跳ねたりしながら
大昔のお嬢さん・紳士たちを笑わせてるのはさすが。

ほとんどどっかの合唱団で歌ってる人、なのかと思いきや
意外にも「初めての合唱に思い切って参加しました」
なんて人(ご夫婦も数組)も多くて
・・・・これはもう、本番を楽しく歌う、というコンセプトな感じだけど
ふるさとコンサート、という名前のイベントだから
地元のために盛り上がろうという人たちが
たくさん申し込んでくださったことは、私はとてもうれしい。

うちのセンセは若干、偏屈加減?な部分があって
パート練習は意味がない、とお嫌いなので
一回二時間そこそこ×6回の合同練習では
全然ついて来れない人たちも多いだろうけど、お構いなし。
でも、案外、歌える人たちにリードされ
「合唱」特有の曖昧さの中に、紛れ込んだ大勢の声が
モヤっとしたイイ感じに出来上がってきた。


「歌える人」の中には、私を含め、
先生について声楽を学ぶ人がチラホラ。
でも・・・・声が・・・・あまりにも合唱には向いてなくて・・・
ともすれば、素人さんより問題アリかも?(笑)。
リードしなくちゃ、と思うあまり、つい私も
大きな声で譜読みをしていたが
とにかく、うるさいくらいに言われるのは
「軽く、いちいち鳴らさずに、立派な声は必要ない!」と。
先生は合唱が大好き、な根っからの合唱人。
声楽家じゃない。
指導が入るたび、ハッとして音質を調整する。

・・・・・そういえば、声楽を始めた頃、感じたことがある。
「声楽」って、一人の声を、ホールの後ろまで響かせる音楽で
一音一音を、大袈裟なくらいにはっきり鳴らして歌う、んだなと。
(秋川さんが当時よくテレビに出ていた)
あの頃はその仰々しさが恥ずかしくて、歌うたびに照れていた。
それが、今はすっかり「当たり前」のようになっている。

独唱から、久しぶりに合唱の世界に戻って
「力まなくて良い」ことが、とっても気楽で
「大きな声がいらない」ばかりか「小さく!」ばかりを求められ
一人ひとりの繊細さが束になって完成するのが「合唱」だと知った。
パートもアルトだし、声域もまったく問題ない。
「がんばって出す」ことと無縁になった。
(・・・こういうことを求められるのは
うちの先生独自のことかもしれないけど)

少人数のアカペラが好きです、と言った時
大勢の音楽、のよさがあるんだよと先生がおっしゃった。
あの人が高い低いと、歌いながら苛立ってばかりの「合唱」よりも
個人的に注意して直せば済む、一パート一人のアンサンブルは
厳しい音楽ではあるけれど、
その高みが、私は好きだった。
でも、こうして市民合唱の練習に立ち会っていると
あのときの先生の言葉が、わかる気がする。

ソロの人はみんな合唱が苦手~、というけれど
それは、未熟な「合唱の人たち」に混じるのがイヤ、なわけじゃなく
「相手にあわせていく」作業の煩わしさが嫌い、なだけの気がする。
だって・・・・音程の甘さとか声の美しさといったら
誉められたモンじゃない「ソロの人」が多すぎて(爆)。

はい~今日も腹黒!(笑)
関係者各位、ココを見つけたらごめんしてね。
だって・・・ナニゲな「上から目線」がいたたまれないんだもん。
「初めてです」「私なんか・・」とあくまで腰の低い合唱団の皆様に
素晴らしい声ですね~、お上手です~と誉められて
調子に乗ってる場合じゃないよ、と気を引き締め
今後ますます精進するつもりのワタクシです!

・・・関連ネタ、いつぞやに続く。

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