五月の半ば、解体現場で、階段が抜けて転落し、両足を骨折して入院していた。どうにか歩行可能状態になったが、糖尿病食を三か月近く生き抜いてきたわけだが、病院食ではいろいろなことを考えた。
まず第一に、制限というくさびの重さである。十分食えないのは寝つきに悪い。空腹の中、ベッドで横たわる自身に問いかけて気づいたのは、不摂生の弊害だ。腹八分と昔の人は言ったものだが、退院以来、少々の空腹こそ健康と言い聞かせながら療養の真っただ中にある。
スーパーに行った。コメがない。昨年の不作の代償がたたっているらしい。ここ数か月のこととはいえ、たまげたものだが、消費者などは涼しい顔をしているのだから神経が分からない。コメがなければパンを食う、この短絡さが成熟した農業体制を破壊するに貢献していることを理解できないほどに日本人のコメ離れは進行しているとも思えない。
ワクチンから始まって、今ではインバウンドとやらで外貨獲得を政策とする日米同盟マフィアの下働きをする日本のエリートにはわからない食糧問題について、今年も不作で来年にしわ寄せをあたえるとしたら、何故、ミサイルを買う前に、水田の有効利用と生産拡大を行う気概さえ欠いた日本の政治屋には、この先をゆだねることはできない。
日米安保の前に食料安保の声が届かない腐れた政界である。
備蓄の勧め、だ。
農業はここまでたら、自己防衛のための生業に転嫁するだろう。飢えるのは、土から分断されて生活する都市生活者あなただということを忘れないでもらいたい。
自民党総裁選挙がフォーカスされ、肝心の食糧不足という現実が軽視されている有様に、((´∀`))ケラケラ
大丈夫か、日本人ーーーーー