この、どうしようもない者達の集合体である人類というものが幸せになるにはどうしたら良いのか?を教えてくれているのが、神様というもの。
神様は、人類一人一人の幸せを考えてくれているので、私達も、一人一人が皆どうしようもない者達なのだという自覚をもつことが重要です。
互いに助けあうことは動物でもやっていることですが、互いに向上させあうことは、人類だけに可能なことです。
人間だけが内的な意義を感じとり、理解し受け入れることができるからです。
向上し神に近づくことは、拡大し増大することと並んで、偉大な愛の本質です。
愛の思いが神の思いであり、愛の言葉が神の言葉であり、愛の行為が神の行為だからです。
ですから、私達は愛によってのみ、神に近付き神と一つになることができるのです。
川が大海と一つになることができるのは、どちらも水だからです。
海と混じってしまえばもはや自分が川であるという自覚は必要無くなります。
神という純粋な愛と一つになるためには、私達も純粋な愛の体現者になる必要があります。
神の御名を唱え神の偉大さ神の栄光を思うことは生涯をとうして行わなければならないサーダナ(精進、信心)です。
私達が神に近づくためには、心を清め、グナを清め、カルマを清めることがどうしても必要だからです。
そして、サーダナは正しい規律のもとに行わなければなりません。
規律によって自らを正すことがサーダナという習慣を根付かせるのです。