機会。

全ての出会う人は、私達に霊性向上のチャンスを提供してくれている。

その機会を得て、自分の思いの清らかさ、動機の純粋さを確かめ高めることができる。

不純であることは、不純物が混じった銅線のようなものだ。

私達の心という銅線が不純であれば、神の愛のエネルギーが流れる時、不快感や怒り、嫌悪といった苦悩を生じる。

肉体、精神、霊魂が働いている時、そのエネルギー源は神の愛のエネルギーだ。

それは生命力の源であり、アートマの原理によって一切を生かしている。

浄められた食べ物によって、神の御名を唱えることによって、自らの意識を浄める。

そうして初めて、全ての出会う人から与えられる霊性向上の機会を生かすことができる。

慈悲。

苦しんでいる人がいるのなら、助けなければいけません。

助けることができないのであれば、せめて苦しめないようにしなければなりません。

そうでなければどうして、神の慈悲にすがることが出来るでしょう？

自分の不遇や困難、苦悩や怨念をおしてまで、助けの手を差し伸べることが慈悲行という修行なのです。

エゴを滅ぼし愛を掻き立てることが私達が行うべき修行に他ならないのですから。

神の現れ。

人から忌み嫌われている者も神の現れである。

人から忌避されている者も神の現れである。

人から蔑まれている者も神の現れである。

人から差別されている者も神の現れである。

人から憎まれている者も神の現れである。

人から疎まれている者も神の現れである。

人から嫌われている者も神の現れである。

人から呪われている者も神の現れである。

人から嫌悪されている者も神の現れである。

人から見棄てられている者も神の現れである。

人から見下されている者も神の現れである。

人から除け者にされている者も神の現れである。

人から嘲笑されている者も神の現れである。

彼らの人生もまた神の愛を生きている人生である。

愛の力とは、私達を神に近づける働きをする力である。

誰に対しても。

“あなたは生きている愛です”。誰に対しても、そう思って居れば良い。神に対しても人に対しても自分に対しても、“あなたは生きている愛です”と思って居れば良い。